厚生労働省は4月16日、新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」Android版の不具合が長期化したことに関し、経緯と再発防止策をとりまとめた報告書を発表しました。責任者の処分も行われた模様です。 不具合の経緯を調査 Android版のCOCOAでは、陽性者と接触しても接触通知が届かない不具合が2020年9月から数カ月にわたり放置され、厚労省の管理体制が批判されています。 厚労省は2021年2月、COCOAの新バージョンを公開するとともに、検討チームが不具合の経緯を調査すると発表しており、関係者を処分する意向だと報じられていました。 委託任せの構造 日本経済新聞によると、厚労省のCOCOA開発は複数の「孫請け」業者が入るなど、多重委託の構造となっています。 厚労省が発表した報告書によると、厚労省ではCOCOAのテストに関する認識が不足しており、業者任せになっていました。また、厚労省の