ある調査によると、日本人が一年間に外食する回数は、ひとりあたり198回で、アメリカを抜いて世界一多かった。1) 世界一自分の食事を自分で作らない国民というのもマズイが、同じくマズイことに世界最大の外食チェーンであるマクドナルドの店舗数では、日本は本国アメリカに次いで第2位で、3位以下を大きく引き離してしまっている。つまり日本は世界最大のマクドナルドの輸入国になっているわけだ。2) もともとハンバーガーはどこの国の伝統料理でもないが、パンに焼いた牛肉をはさむという日本の伝統料理からはほど遠い(もちろんほぼ全ての材料を輸入に頼っている)この料理が、なぜ、いつから我々日本人の腹に詰め込まれるようになったのか? 日本のマクドナルド1号店ができたのは1971年で、その前年にはケンタッキー・フライド・チキンの、翌72年にはモスバーガーとロッテリアの1号店もオープンしている。 70年はその業界では「外食