年明けまもない1月15日、ロシア社会に衝撃が走った。 プーチン大統領が、恒例の年次教書演説の中で、突然、憲法を改正して国の権力構造の改革に着手する方針を打ち出したのだ。 プーチン氏の大統領任期はあと4年。早くも退任後を見据えた一手に出たのか? そして「ポスト・プーチン」もプーチン氏なのか?(モスクワ支局長 松尾寛・モスクワ支局記者 北村雄介) プーチン大統領の“改憲演説”から、わずか数時間。 政権ナンバー2のメドベージェフ首相率いる内閣の総辞職というニュースが飛び込んできた。 この日、2度目の衝撃だ。 一時は、大統領職を任せて“タンデム”と呼ばれる二人三脚でロシアを率いた“盟友”メドベージェフ首相の退任。 後任に抜てきされたのはーー、連邦税務庁長官のミシュスチン氏(53)。 「え!誰?」というのが率直な感想だった。 さほど目立たないテクノクラート(=専門知識を持った官僚)だったミシュスチン
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