
しかし、この一覧表を見ればわかるように福島県では、すでに185人も甲状腺がん及び疑いの子供達が見つかっていたわけです。 では、なぜ今回…福島原発事故当時4歳だった男児の甲状腺がん患者がたった1人見つかっただけで、ハチの巣をつついたように大騒ぎになったのか? 理由は2つあります。 【1】福島原発事故が原因でないとする根拠の1つが崩れる 2016年2月15日、福島県の第22回県民健康調査検討委員会は「(福島県内で多発している子供達の甲状腺がんは福島原発事故の)放射能の影響とは考えにくい」とする『中間とりまとめ』をおこない、その際に放射能の影響を否定する根拠を4つ示しました。※3 1.被ばく線量がチェルノブイリ事故と比べて総じて小さいこと 2.被ばくからがん発見までの期間が概ね1年から4年と短いこと 3.事故当時5歳以下からの発見はないこと 4.地域別の発見率に大きな差がないこと 今回新たに見つ
原状の食品汚染がたとえ1Bq/kgであっても、もともとの故郷の汚染度と比較してみてください。何倍の汚染を受け容れているのでしょうか?放射能は「何Bq/kgまでなら大丈夫」という考え方は取らないことが放射能危害の現実と合致します。 免疫力の弱い人には少ない量で被害が現れます。ですから「やむを得ないから受け入れる」考え方に於いても、政府にちゃんとした防護策を講じさせる住民本位の考え方と道理を主張できる主権者としての気概を持ちましょう。 (2)2016年度における食品汚染状況 下記の地図はホワイトフード提供による厚労省測定に現れた食品の2016年度上半期の各種食品汚染地図です。※1 食品の放射能汚染は福島だけでなく東日本全域に及ぶとしてよいものです。食品の汚染は土地と空気の汚染を反映します。健康に生きようとする基本的権利に基づいた考えは、この現状を意識するところから始まります。なお、海産物の汚染
福島県沖地震の震度分布地図を見てみると、東日本一帯の広い範囲で地震の揺れが観測されたことがわかります。※3 2.津波警報が発表 この地震によってまず11月22日午前6時2分に福島県に津波警報が発表され、次いで午前8時9分に宮城県に津波警報が発表されました。 今すぐ高台など安全な場所に避難を!高台への避難が難しい場合は、できるだけ高いビルやできるだけ海から遠くへ逃げて下さい! 合わせて津波注意報が青森県、岩手県、茨城県、千葉県の沿岸に出ていました。 ※なお福島県沖地震による…これらの津波警報と津波注意報のすべては11月22日12時50分に解除されました。 2016年10月22日午前9時2分現在、津波はすでに到達しています。最も高い津波を観測したのは宮城県の仙台港で午前8時3分に1メートル40センチの津波を観測してさらに潮位が上昇しています。 さらに高い津波が各地に到達する可能性があります。最
ラーメンチェーン「幸楽苑」の静岡清水インター店で提供されたラーメンに親指の一部が混入していた問題で、従業員が指を切断したのは混入の2日前だったことが14日、静岡市保健所への取材でわかった。保健所はこの2日間に他の客に提供された分にも影響した恐れがあるとして、幸楽苑側に報道発表するよう求めたが、応じなかったという。 一方、幸楽苑本社(福島県郡山市)は朝日新聞の取材に対して当初、「混入したのはツメの一部」などと答えていたが、14日に「再確認したら指だった」と改めた。同社ホームページでも13日付で「一部報道に関するお詫(わ)びとお知らせ」として「爪の一部を欠損し、その一部が混入」と説明していたが、内容を訂正するという。 市保健所が同社から受けた報告によると、パート従業員がチャーシューを切る際に指を切断したのは9月8日昼ごろ。切れた指は探さなかったといい、チャーシューを保存する容器内に入り込んだ可
更新日:2019年4月17日 公開日:2014年3月14日 2019年、福島原発事故の現状。それは子供達の甲状腺がんの多発を抜いて語ることはできません。 そこで今回は『福島原発事故と甲状腺癌』のカテゴリに属する7つの記事をまとめて5分で読めるようダイジェストでご紹介します。詳細な内容は各記事への青色のリンクをクリックすることで閲覧できます。 福島原発事故の現状…現在の状況がどうなってしまっているのか… なぜ福島県は多発する甲状腺がんの子ども達を…次々と隠すのか? 2018年12月27日に公表された最新の福島県民調査報告書によると、福島県の小児甲状腺がん及び疑いの子供達は、3か月半前…前回の201人から5人増えて合計206人になりました。※1※2 それから手術で良性結節だったことが確定し甲状腺がんではなかった1人も元々は、この甲状腺がん及び疑いにカウントされていましたから、この1人も数えれ
2016年7月13日、内閣府は3歳未満の乳幼児にも簡単に飲ませることができるゼリー状の安定ヨウ素剤(イチゴ味)を、原発から30キロ圏内にある市町村に対して配備すると発表した。※1 安定ヨウ素剤とは、原発事故に備えて調合された放射能を持たないヨウ素で、原発事故の際、予め服用して甲状腺に安定ヨウ素を満たしておくことで、体内に吸収された放射性ヨウ素が甲状腺に取り込まれずに大部分は体外に排出でき、放射性ヨウ素による甲状腺被曝を軽減できる薬です。この安定ヨウ素剤を飲むことで、原発事故による甲状腺がんのリスクを軽減することができます。 しかし今までのヨウ素剤は丸薬や粉末しかなく、3歳未満の乳幼児への服用については粉末状のヨウ素剤を薬剤師が、その都度…水やシロップで溶いて飲ませる必要があったため事前配布ができない、服用させるのに時間がかかってしまう、いざ原発事故が起こった時に一番被爆の影響を受けやすい乳
丸川環境大臣は、福島県内の除染などで年間1ミリシーベルト以下の被ばく線量を長期的な目標としていることを巡り、「何の科学的根拠もなく、時の環境大臣が決めた」などと発言したと一部で報道されたことについて、「私が発言したことを確認した。事実と異なるので発言を撤回させていただきたい」と述べて陳謝しました。 これについて丸川大臣は12日夜、環境省で記者会見し、「私が『何の科学的根拠なく』などと発言したことを確認した。こうした発言は事実と異なり、福島に関する発言をすべて撤回させていただきたい」と述べました。 そのうえで「福島をはじめとする被災者の皆様には誠に申し訳なく、改めて心からおわびしたい」と陳謝しました。 一方で、「福島の皆様の思いにしっかりとこれからも応えていくことが私の大切な責務だと思う。引き続き職責を果たしたい」と述べ、辞任の考えはないことを強調しました。 丸川大臣はこれまで、国会の予算委
丸川珠代環境相は15日午前の衆院予算委員会で、東京電力福島第一原発事故への対応で国が追加被曝(ひばく)線量の長期目標として示している年間1ミリシーベルトは「何の科学的根拠もない」などと講演で発言したことについて、「福島に関連するところ(発言)をきちんと確認させていただいた。その結果、福島に関連する部分については発言を撤回させていただいた」と認めた。 民主党の長妻昭氏が「ひどい発言だ。国会では『記憶がない』と言っていたが、発言は事実なのか」と追及したのに答えた。 丸川氏はこれまで国会の場では発言を認めていなかった。9日の同委で「こういう言い回しをした記憶は持っていない」、10日の同委でも「記憶がない」などと答弁。12日の記者会見で一転して「言ったと思う」などと認めた。
県民健康調査 東京電力福島第1原発事故後、福島県が当時18歳以下の子供らを対象に実施している県民健康調査で、県の検討委員会は15日、甲状腺がんと確定した子どもが100人を超え、全国の甲状腺がんの罹患(りかん)率(がんと診断される人の割合)に基づいた推計を大幅に上回ることから、「数十倍多い甲状腺がんが発見されている」との中間まとめの最終案を大筋で了承した。放射線の影響については「考えにくい」と評価しながらも、「現段階で完全に否定できない」としている。 検討委は疫学やがんの専門医ら有識者で構成。最終案は、2011年10月から昨年4月末まで対象者約37万人のうち約30万人が受診した1巡目の検査結果に基づく。全国の患者の推計によると、検査で見つかる甲状腺がんは福島県の18歳以下で2人程度とされるが、1巡目では100人ががんと確定し、15人が「がんの疑い」とされた。
1958年兵庫県生まれ。85年岡山大学医学部卒業。89年岡山大学大学院医学研究科博士課程修了。医学博士。岡山大学医学部助手、同講師などを経て2005年より現職。著書に『医学者は公害事件で何をしてきたのか』、『医学的根拠とは何か』など。 著書 福島で子どもの甲状腺がんが増えている。 通常、子どもが甲状腺がんを発症する割合は、100万人に1人ないし2人とされている。しかし、福島第一原発事故の後、福島県が全県民を対象に行っている「県民健康調査」で甲状腺がんと認定された子どもの数は、2012年から2014年初頭の間の調査で明らかになったたけでも、その水準をはるかに上回っている。福島県の検討委員会は2015年8月31日の時点で、事故当時18歳までの子ども367,685人のうち、既に104人が甲状腺がんと認定されたことを公表している。 疫学が専門で医学博士の津田敏秀岡山大学大学院教授は10月、福島県が
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