休日上限1千円で大渋滞が起きた名神高速道路=2009年8月、京都府向日市、朝日新聞社ヘリから 政府・民主党は17日、来年4月以降の高速道路の料金制度について「普通車の休日上限1千円」を続ける方針を固めた。国土交通省は来年3月末で廃止し、曜日に関係なく「上限2千円」とする案を示していたが、来春の統一地方選を控え、休日が値上げになることへの党内の反発が強いことから、方針を転換した。 民主党は、この日の政調役員会で「料金割引に関する提案」を決定。国交省が9日示した新料金案に対し、(1)休日上限1千円を継続(2)本州四国連絡高速道路(本四)に50%の乗り継ぎ割引制度を導入――といった修正や追加を求めた。馬淵澄夫国交相も17日の記者会見で「議論が収束するなら、私は(党の提案を)受け入れる」と表明した。 料金制度の見直しは法改正が必要ではなく、国交相の許可で決められるので、来年4月から普通車