カフェスペースやソファテーブル、スタンディングテーブルなど、スタイルを変えてのミーティングが可能。笑い声や真剣な議論が絶えず聞こえてくる、アイデアの宝庫のような場所。 厳しい戦いの最中にあるアパレル業界において、売り上げ・店舗数ともに驚異的な拡大を続ける、ストライプインターナショナル。その成長を支えているのは、同社の掲げる経営理念「セカンドファミリー」だ。セカンドファミリーとは、仕事上の関係よりも親密で、信頼し合える、家族の次に大切な関係のことを指す。 「以前はまさに上意下達の会社だったんですよ」と取締役兼CHO・人事本部長の神田充教は苦笑する。本社・本部では毎朝全社員が経営理念を唱和し、互いを役職で呼び合い、部下は上司からの指示・命令を待つという、典型的な会社だった。 風土改革の本格的なスタートは、フラットな組織を目指し、「全員、“さん”付けにしましょう」と石川康晴社長自らが社員へ一斉送