キヤノン株式会社とApplied Nanotech Holdings(APNT)との間で争われていたSED関連特許訴訟が終結した。 APNT(旧社名Nano-Proprietary)とキヤノンの訴訟では、2007年5月の第一審判決でキヤノンが両者間のライセンスに違反し、そのため契約が終了したとする判決が出たが、2008年9月の控訴審では一転してキヤノンの主張どおり、ライセンス契約が有効であることが認められた。最高裁への上告期限は11月19日までだったが、APNTは上告せず、「判決が確定したと認識している」(キヤノン広報部)。 ただし、「事業化に向け、大きな障害はなくなった」としながらも、SEDの事業化についての時期については、従来から変更なく「現時点では未定」としている。株式会社SEDでは引き続き、事業化に向けた研究開発を続けているという。 「SED(Surface-Conduction
ここ数年で大きな注目を集めるようになったのが、1,920×1,200ドット(WUXGA)表示対応の大型ディスプレイだ。本誌でもページビューが高く、読者の関心の高さが伺える。メーカー各社もボーナス商戦期に合わせて新モデルを投入している。本稿では、この2007年末に購入できる製品を中心にまとめていく。 2007年のWUXGA液晶ディスプレイは、高機能化、低価格化が進んだ年と言って差し支えないだろう。 高機能化に関しては、表示能力や入力端子が強化されてきた。表示解像度が1,920×1,080ドットのフルHD(High Definition)をサポートしているため、ハイビジョン放送や新世代ゲーム機など、1台にまとめたいユーザーからAV用途での要望が高くなった。メーカー側もこれに応える形で、入力端子にHDMIなどを用意したり、ワイドTVに合わせた16:9での表示を積極的にサポートするようになってきた
デジタル一眼レフカメラの色域として標準採用の感がある「Adobe RGB」。しかし、その色域をフルに表示できるディスプレイは種類が少なく、高価な業務用モデルに限られているのが現状だ。そんな中、今年は「NTSC比92%」など、色域の広さを売りにする液晶ディスプレイがいくつか登場している。完全にAdobe RGBをカバーしているわけではないが、Adobe RGBフル対応の業務用モデルが70万円近くすることを考えると、価格も6万5,800円~18万円弱と値ごろ感がある。 そこで本稿では、広色域を謳う4社4製品の24.1型(または24型)ワイドモデルをとりあげてみた。これらは同じ液晶パネルを採用していると見られ、いずれも解像度1,920×1,200ピクセル、コントラスト比約92~97%、視野角160~178度と共通スペックが多い。色域だけでなく、写真鑑賞やレタッチ作業に充分なスペックを持つといえる
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