ゴルディアスの結び目、再生核ヒルベルト空間、 プラグマティッシェ・ザンクツィオン… 今日から使える賢そう&かっこいい用語集 なんとか定理、なんとかのパラドックス、なんとか理論、なんとかの法則…。 この世には、口にしただけで賢くなった気がする言葉があります。そんな言葉を募集したところ、耳から血が出るくらいの投稿が集まりました。 ぜんぶ紹介すると読者のみなさんも耳から血が出てしまいますので、ここでは厳選してご紹介します。

アメリカ最大の都市、ニューヨークですが、このニューヨークの語源をたどると「エブロス」になるということがわかりました。 エブロスがどうやってニューヨークになるのか……さっぱりわかりませんが、順を追って説明すると「そういうことねー」となったので、紹介します。 ニューヨークは、ヨークが語源 まず、現在のニューヨーク(New York)ですが、元々はニューアムステルダムと呼ばれていました。アムステルダム、ということはつまりオランダの領地だったわけです。 ニューヨーク市の旗。オランダのプリンス旗がモチーフとなっている。ちなみに、紋章に書かれている1625は、オランダ人がアメリカインディアンから土地を奪い取り、ニューアムステルダムとして建設を始めた年。ニューアムステルダム以前、現地の先住民はマンハット、マンナハッタ(マンハッタン島の語源)などと呼んでいたと言われる ニューアムステルダムは、1664年、
世界にはおよそ200近い国があります。 国の名前の由来はいろいろありますが、前回、アメリカ、コロンビアの由来を紹介しました。 今回は、フィリピン、サンマリノ、セントルシアの国名の由来について調べてみました。 馬を愛する……フィリピン まずはフィリピンです。 フィリピンの国名の由来は、ずばり、人名のフィリップです。 フィリップはスペイン語ではフェリペになりますが、フィリピンの名称はスペイン王国が絶頂期であった16世紀にスペイン王であったフェリペ2世にちなんで名付けられました。 フィリピンは、1521年以降、スペインの植民地でしたが、1898年に米西戦争(アメリカ・スペイン戦争)の結果、スペインが負け、以降アメリカの統治下となりました。 フィリピンという名称は、スペインの植民地時代から使われ、アメリカ統治、独立後にも変わらず使われ続けました。 フェリペ二世(ソフォニスバ・アングイッソラ, Pu
世界にはおよそ200近い国があります。 その国の名前の由来にはいろいろあると思いますが、意外と多いのが人名を由来にした国名で、アメリカもそのひとつです。 アメリカの国の名前由来についてちょっと調べてみました。 アメリゴ=アメリカ? アメリカの国名の由来はみなさんご存知でしょうか? アメリカは、アメリゴ・ヴェスプッチの名前、アメリゴが由来となっている……。 これは、うんちくマニア界の中ではド定番の知識で、うんちくクリシェ(手垢のついたベタなうんちく)かもしれません。ですが、あえて紹介します。 アメリゴ・ヴェスプッチは、フィレンツェ出身の探検家で地理学者です。 アメリゴ・ヴェスプッチ 彼は、後に「南アメリカ大陸」と呼ばれる場所を何度か探検しますが、この探検により、それまで知られていたカリブ海周辺や南米の大陸などが、アジアなどのヨーロッパ人にとって既知の大陸ではなく、新しい大陸の「新世界」である
大ベストセラー漢字字典『五體字類』は、文字が枠線を飛び出し、たむろし、文字の中に文字が入り、めちゃくちゃ自由です。 文字たちのあまりの勢いに、ながめるだけで元気がでます。最近自分で購入し、家でじっくり鑑賞しています。 ページを開いたときの衝撃 大学の授業で、江戸時代の文章を読む課題が出たときのこと。 大胆にくずして書かれた文字が読めず困っていたところ、先輩から「この本で調べてみなよ」と渡されたのが、 この『五體字類』(西東書房、写真の本は第3版、1984年)でした。 「調べるぞー」と開いてみると、 えっ (p.102) えええっ! (p.459) ・・・!? 思わず本を閉じてしまいました。 早く閉じないと、文字が本から飛び出してしまいそうだったからです。 かなり頼れる字典 あまりの文字の自由度に度肝を抜かれたこの『五體字類』、漢字のさまざまな字体を収録した字典であります。 漢字
平田神社の御朱印神代文字(阿比留草文字)で「かむながら」と書かれている。 神代文字(じんだいもじ、かみよもじ)は、漢字伝来以前の日本に存在したと主張されてきた、固有の文字のことである[1]。国語学的に見て完全に否定されている[2]。 通説において、日本には漢字以前に書記体系は存在せず、日本独自の文字である仮名文字が出現するのは9世紀から10世紀のことである。「上古の日本に何らかの文字体系があった」とする説は、すでに鎌倉期から卜部兼方などが提唱していたが、神代文字に関する議論が特に盛んになったのは近世のことである。この時代、多くの神代文字が「発見」され、平田篤胤ら神道家によって盛んにその実在が主張されるようになったが、こうした文字の存在を疑う声は、当時からすでに大きかった。 近代に入ると、神道系新宗教によって、盛んに神代文字により書かれた古史古伝の存在が喧伝され、こうした文書は政官界にすら強
TORI MIKI/とり・みき @videobird それにしても「確定申告」という言葉は既に何十年も使われているため言葉が形骸化して意味などあらためて考えることはないが、しかしつらつら眺めるになんでこの言葉になったのかと思う。所得申告ならまだ字義がはっきりするがなにしろ確定を申告するのだ。いったいなんだそれは。 2023-03-14 13:05:17
1992年三重生まれ、会社員。ゆるくまじめに過ごしています。ものすごく暇なときにへんな曲とへんなゲームを作ります。 前の記事:多摩川に埋まる遊具「孤独なライオン」の発掘調査に立ち会った【完結編】 > 個人サイト ほりげー 繁体字のキーボードをゲットした 前回、韓国語の入力について調べた。その記事を読んだライターの西村さんから、「うちに繁体字のキーボードあるけど要る?」と提案があり、送られてきた。 あやしい箱の中にキーボードが入っている。 繁体字は主に台湾、香港、マカオで使われている字体である。同じ中国語でも簡体字と違って画数が多い。 ところどころ漢字の複雑さが違う。 さっそくこの繁体字の入力事情を調べてみよう。前回同様、次の手順で調べる。 単純に調べるだけだとおもしろくないので、予想してから検証するという手順で進める。 中国語の発音を理解する まずは繁体字の文字体系を調べ、キーボード入力事
1929(昭和4)年に刊行された『姓名の研究』という本に載っている、大正時代の「キラキラネーム」が面白いので紹介します。 ※本文中の引用画像は、出典を記してないものはすべて荒木良造『姓名の研究』昭和4年復刻版です、文中での敬称は略します。 奇抜な名前をつける人は昔からいた アクロバティックな漢字の読み方をさせるような、いわゆる「キラキラネーム」を子供につけるひとがふえているといわれています。こういった「奇抜な名前」をつけるひとは昔から一定数いました。 明治大正時代から昭和時代のそういった「珍名」さんをやたらと集めてまとめた本があります。荒木良造著の『姓名の研究』という本です。 荒木良造『姓名の研究』 著者の荒木良造氏は、彼の他の著書『名乗辞典』の略歴によると、1910(明治43)年、東京帝国大学国文科を卒業後、文部省国語調査委員会嘱託、1918(大正7)年〜1942(昭和17)年まで同志社
こんにちは、ライターの ゆば座 です。 突然ですが、言葉には表記揺れというものがあります。 「アイデア」と「アイディア」、「缶バッジ」と「缶バッチ」などなど……同じ単語だけど少しだけ表記が違ったりしますよね。 そんな表記揺れの代表格ともいえる存在、 それが…… 皆さんご存じ、沖縄名物の果物・シークヮーサー。 Wikipediaによると、こんなにも複雑な表記揺れがあるそうです。
1992年三重生まれ、会社員。ゆるくまじめに過ごしています。ものすごく暇なときにへんな曲とへんなゲームを作ります。 前の記事:箱に仕掛けられたギミックを解きまくる立体パズル「Cluebox」が楽しかった > 個人サイト >ほりげー >ライターwiki 日本語の入力方法が面倒すぎる 仕事で英語の書類を作成する機会がある。PCのキーボードで英語を入力するのはとても簡単で、「それにひきかえ日本語はなんて面倒なんだ」と日々思っている。 英語の入力では、fishと入力したかったらfishと打てばよい。 一方日本語の入力では、魚をSAKANAに変換し、魚に戻す。 日本語の入力では頭の中で 魚→さかな→SAKANA→さかな→魚 と目まぐるしく変換が行われているのだ。思考がうねうねしていて気持ち悪い。我々日本人はがんばっているとおもう。 じゃあ英語以外の他の国はどうなのか。もしかするとみんな苦労しているの
加藤マニ @katomani ロシアにはいっぱい熊がいるのに、ロシア語に「熊」を表す単語は存在しないらしい。 大昔には「熊」を意味する単語もあったけど、「名前を呼ぶと熊を呼び寄せてしまう」という信仰があり、その単語は誰も思い出せないくらい使われなくなり、ついには忘れ去られてしまったらしい。おとぎ話みたいだな。 pic.twitter.com/ExkgPdSw5j 2022-01-16 13:11:28 加藤マニ @katomani ロシア語には「熊」という意味の単語はないけれど、「メドヴェーチ(Медведь)」という言葉があって、意味は「蜂蜜をたべるもの」なんだけど、この言葉が「熊」という意味も持ってるらしい。歪曲的に表現することで熊を呼び寄せないようにしてるみたいだ。 2022-01-16 13:17:21 emuson(えむそん) @butachan_emuson これ気になって大学
1993年生まれ。京都市伏見区出身、宮崎県在住。天性の分からず屋で分かられず屋。ボードゲームと坂口安吾をこよなく愛している。 前の記事:高千穂の郷土料理「かっぽ鶏」はワイルドでおいしい > 個人サイト もがき続けて100年生き抜くブログ >ライターwiki こういうことがしたいのです ラテン文字で書かれた文章がすべて英語ではないことと同様に、デーヴァナーガリー文字で書かれた文章がすべてヒンディー語やサンスクリット語になるというわけではない。これが今回の特集のキモである。詳しいことは後述するとして、まずは目指すところを提示したい。 これがデーヴァナーガリーで書かれた文章である。読み方は知らなくとも、なにか神聖なメッセージが記されているという気はするだろう。 しかし書かれているのは、こちら側のどこからでも切れます、だ。 他の例も挙げよう。日常に根ざしたメッセージを書くこともできる。 よりにもよ
「人という字は、人と人が支え合ってできている」という言葉がある。 しかし、実際の人の支え合い方には差がある。細い明朝体の「人」は、かなりぎりぎりでお互いを支えているように見えるし、逆に太い筆文字の「人」は、ガッツリホールドしていて息ピッタリな気がする。 いろいろな「人」がある中で、一番「人と人が支え合っている人」はどれなのか。実際に「人」を作って確かめたい。 人は本当に人と人が支え合ってできているのか? 人という字は、人と人が支え合ってできているという。 こんな感じ。 でも、現実にはいろんな「人」があるので、必ずしも支え合っているとは限らない。 一番「人と人が支え合っている人」はどれなのか。 その答えを探るべく、物理的にたくさんの「人」を作って確かめてみることにした。 大きめのスタイロフォーム(切りやすい発泡スチロールみたいなもの)を準備して... 準備した「人」を貼り付けてカット。 人が
1993年生まれ。京都市伏見区出身、宮崎県在住。天性の分からず屋で分かられず屋。ボードゲームと坂口安吾をこよなく愛している。 > 個人サイト もがき続けて100年生き抜くブログ >ライターwiki まずボロすぎて笑う 『宝暦節用字海蔵』(1756年)。じいちゃんから借りてきた。 突然こんな古書を披露されて驚いたが、オークションサイトを覗いてみると状態のいいものが6,000円くらいで落札されていた。金銭的な価値はそう高くないようだ。 表紙を含めた数十ページが欠損しているけれど、250年もの月日を物語っているとかではなく、単に管理が悪くてボロボロになっているだけだと思う。土産物の菓子が入っていた雑な紙袋から取り出されたのを見てしまったのだ。きっと先祖代々そんな調子で守り継いできたのだろう。 思い返せば僕も物を雑に扱うほうである。中学生のころ、友達から借りた本を風呂場で読んでクタクタにして返した
古書市で、江戸時代の数学書『塵劫記』(じんこうき)を買った。 『塵劫記』は、くずし字で書いてあるので、文章はさっぱり読めない。しかし、最近はくずし字を翻訳してくれる便利なアプリがある。 アプリで文字を翻訳し、数学に詳しい人に見てもらえば、なにが書いてあるのか、だいたいわかるのではないか? 『塵劫記』を古書市で買った 少しまえに、神保町の古書市で、江戸時代の数学書『塵劫記』を購入した。 右の『塵劫記』(文化三年)は500円、左の『新編塵劫記大成』(寛政三年)は1500円だった かつて、江戸時代の日本では和算という独自の数学が発展し、ヨーロッパなど先進的な地域の水準に劣らないほど発達したといわれる。教科書にも出てくる関孝和などはみなさまご存知だろう。 『塵劫記』は、江戸時代初期に、吉田光由が著した和算のテキストで、寺子屋でそろばんや初歩的な数学について学ぶさいに使われた。 江戸時代の数学入門書
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