日本とインドネシアとの経済連携協定(EPA)に基づくインドネシア人看護師・介護福祉士候補の受け入れで、病院や介護施設の09年度の応募が低調だ。あっせんする国際厚生事業団(東京都新宿区)は3日までの募集期間を20日に延ばしたが、応募は受け入れ上限(792人)の3分の1程度。一方、インドネシア側の希望者は好調で既に約960人に絞られたという。 インドネシア人看護師・介護福祉士候補は08~09年度の2年間で1000人を上限に受け入れる。応募は14日現在で計約260人分という。 厚生労働省経済連携協定受入対策室は、不況の影響で病院や介護施設への日本人の求職が増えたり、09年度がフィリピン人看護師・介護福祉士候補受け入れの初年度と重なったことなどが影響したのではないかとみている。【佐藤浩】