コンフォート原則とはImage: gpointstudio/Shutterstock.com私自身を例に取って、「コンフォート原則」について、具体的に説明していきましょう。 私は在宅勤務なので、1日平均10時間、パソコンの前で椅子に座っています。 1日24時間から睡眠時間の8時間を引くと、残りは16時間。そのうちの10時間、すなわち、1日の活動時間の62%をこの椅子に座って過ごしている計算になります。かなり大きい割合ですね。 では、「コンフォート原則」を当てはめてみましょう。活動時間の62%を、並の椅子で「何とか間に合わせ」、どちらかと言えば苦痛な状態を気力で乗り切るのと、同じ時間を快適に過ごすのはどちらが望ましいでしょうか? この問いに答えを出すのは、1日のなかであるタスクに取り組む時間の割合が大きければ大きいほど簡単になります。 当然ですが、1日の62%を腰の痛みに苦しみながら過ごすよ