米インテルのパット・ゲルシンガー最高経営責任者(CEO)はロイター通信に対し、ソフトバンクグループ傘下の英半導体設計会社アームを買収するために結成される可能性があるコンソーシアムに「加わることは、恐らく非常に有益だろう」との見解を示した。サンフランシスコで開いた投資家向けイベントの際に発言した。 同CEOによると、アームを買収するためのコンソーシアム結成の話が半導体業界の中で行われているという。インテルはアームの一部技術を活用しており、それをファウンドリー(受託生産)事業を通じて成長させる計画だと同CEOは語った。 ソフトバンクグループは今月、アームの米半導体メーカー、エヌビディアへの売却を断念し、2023年3月期中の株式上場を目指す方針を表明した。 ソフトバンクGがアーム売却を断念、孫社長「米上場考えている」