霊感商法や献金、社会問題に 近年も被害相談絶えず―安倍氏銃撃 2022年07月15日08時53分 記者会見する全国霊感商法対策弁護士連絡会の山口広弁護士(右)ら=12日、東京都千代田区 安倍晋三元首相銃撃事件で、山上徹也容疑者(41)は、母親が入信する世界平和統一家庭連合(旧統一教会)への恨みから事件を起こしたと供述している。旧統一教会をめぐっては、信者による「霊感商法」や多額の献金が問題となり、刑事事件や民事訴訟も起きている。 容疑者母の破産「献金のため」 旧統一教会を批判―弁護士グループ 旧統一教会は1954年、韓国で創立。日本では64年に宗教法人の認証を受けた。教会側にマッチングされた男女の「合同結婚式」は、芸能人の参加で話題となった。 80年代以降は、「先祖の災いがある」などと称し、印鑑やつぼなどを売り付ける霊感商法が社会問題に。信者の逮捕が相次ぎ、各地の教会も家宅捜索を受けた。全