既報のとおり、業務委託契約などによる就労の労組法上の労働者性が争われていた新国立劇場事件とINAXメンテナンス事件の最高裁判決が一昨日相次いで出され、両事件とも労組法上の労働者性を認めなかった高裁判決を覆す逆転判決となりました。実は昨日と明日(予定)ご紹介している「産政研フォーラム」誌上でも、毛塚勝利・土田道夫両先生がそろってこれら事件の高裁判決に憂慮・批判を表明されており、関係者は安堵していることでしょう。ちなみにINAXメンテナンスは現在ではカスタマーエンジニアを直接雇用しているようですね。 (4月18日追記)コメント欄でのご指摘のとおり、INAXメンテナンスではまだ業務委託契約が続けられていました。私の初歩的なミスであり、お詫びして訂正いたします。ついでに一言申し上げますと、下のほうでINAXメンテナンス事件の発端が「筋が悪い」と書いていますが、しかしこの点に関しては私はINAXメン