大震災による津波で、海に流れ出したがれきが北アメリカの沿岸に相次いで漂着している問題で、日本政府がアメリカ政府に提供した見舞い金が初めて使われることになり、青森県からワシントン州に流れ着いた浮き桟橋の解体費用に充てられることが明らかになりました。 東日本大震災による津波で海に流出したがれきのうち、およそ150万トンが太平洋を漂流しているとみられ、その一部が北アメリカの太平洋沿岸に相次いで漂着しています。 日本政府はアメリカ政府に対し、総額500万ドル(日本円で4億7000万円)を見舞い金として提供し、漂着したがれきの処理などに充てられることになっています。 見舞い金の使い道を検討しているNOAA=アメリカ海洋大気局は、その一部を初めて使う方針を決め、去年12月に青森県からワシントン州に流れ着いた浮き桟橋の解体処理費用に充てることを明らかにしました。 費用はおよそ63万ドル(日本円で5900