2007年のiPhone登場以後、Appleが提供するOSは、iPhone用のiOS、iPad用のiPadOS、Apple Watch用のwatchOS、Apple TV用のtvOS、Apple Vision Pro用のvisionOS、そしてそもそものAppleの出発点、MacのためのmacOSという6種類にまで増えていた。 OSバージョンの統一は単なるブランディングの話ではなく、プラットフォーム間での機能対応状況が把握しやすくなるなどメリットも多い。 統一された新しいOSブランドを、ユーザーが「体験」として実感できるようにするのが、全OS共通のデザイン言語として採用された「Liquid Glass」だ。表示されたWebページや写真、文章などを完全には覆い隠さず、その下に情報があることを感じさせる半透明で繊細なボタンやウィンドウフレームなどの操作系だが、その本質は見た目の美しさで利用者の
