「何で変えるの?!」「残してほしかった」「お年寄りが分かりにくくなる」ー。今、あるマークの見直しがネット上でちょっとした話題になっています。湯気のあがる様子を描いた、あの「温泉マーク」です。日本人にはすっかりおなじみのマークですが、国の委員会はデザインを見直す議論を始めました。日本発祥のものも多い「ピクトグラム」とも呼ばれる案内用マーク。なぜ今、見直すのでしょうか。(経済部 野上大輔) 人が駆け出すようなデザインの「非常口マーク」、男女が並んだ「トイレマーク」。私たちの身の回りには、一目見ただけでそこに何があるかが分かるマークであふれています。こうした案内用のマークは「ピクトグラム」と呼ばれています。文字と違って一目で分かる便利さから、日本だけではなく世界中で使われています。 ところが、これらのデザインを見直そうという会議が今月から経済産業省で始まりました。国土交通省や警察庁、JRなどの公