2017年11月に北京で開催されたビジネスフォーラムでそっぽを向いて座るトランプ大統領と習近平国家主席(写真:The New York Times/アフロ) (前回から読む) 愛知淑徳大学の真田幸光教授に米中経済摩擦の行方を聞いた。「米国は中国をいたぶり続ける」と真田教授は見る。司会は日経ビジネスの常陸佐矢佳・副編集長。 真田 幸光(さなだ・ゆきみつ) 愛知淑徳大学ビジネス学部・研究科教授/1957年東京生まれ。慶応義塾大学法学部卒。81年、東京銀行入行。韓国・延世大学留学を経てソウル、香港に勤務。97年にドレスナー銀行、98年に愛知淑徳大学に移った。97年のアジア通貨危機当時はソウルと東京で活躍。2008年の韓国の通貨危機の際には、97年危機の経験と欧米金融界に豊富な人脈を生かし「米国のスワップだけでウォン売りは止まらない」といち早く見切った。 米中貿易摩擦の展開をどう読みますか。「おと
中国は17日、宇宙飛行士2人を乗せた宇宙船を打ち上げ、中国としてはこれまでで最も長い30日間にわたる宇宙滞在などを通し、独自の宇宙ステーションの2022年ごろの完成に向け、技術力を高め、経験の蓄積を図る考えです。 神舟11号は、打ち上げたあと2日以内に、先月打ち上げられた宇宙実験室の「天宮2号」とドッキングする計画で、宇宙飛行士は実験室に移ってさまざまな科学的な実験を行うとしています。 中国は、今回の一連の活動について、2022年ごろの完成を目指す独自の宇宙ステーションの本格運用に向けたテストと位置づけています。 このため中国は、今回、ドッキングを将来運用する宇宙ステーションとほぼ同じ高度393キロ付近で行うほか、宇宙飛行士を中国としてはこれまでで最も長い30日間にわたって宇宙に滞在させるなど、宇宙ステーションの完成に向け、技術力を高め、経験の蓄積を図る考えです。 また、国営テレビは、17
独自の宇宙ステーションの運用を目指す中国は、17日、2人の宇宙飛行士を乗せた宇宙船を打ち上げると発表し、中国としては、これまでで最も長い30日間にわたり宇宙滞在を行う予定で、国内外に技術の向上をアピールしたい狙いがあると見られます。 「神舟11号」は、その後、2日以内に、先月打ち上げた無人の宇宙実験室「天宮2号」とドッキングする予定です。さらに、宇宙飛行士2人は、中国ではこれまでで最も長い30日間にわたって宇宙に滞在し、「天宮2号」でさまざまな科学的な実験を行うとしています。 中国としては、今回の打ち上げを通じて、国内外に技術の向上をアピールしたい狙いがあるとみられます。 アメリカや日本など世界15か国が参加する国際宇宙ステーションの運用は、8年後の2024年までの見通しとなっています。これに対して、中国は、2022年頃には、独自の宇宙ステーションの完成を目指しており、世界の宇宙開発をリー
中谷防衛大臣は、午後1時前から防衛省で記者会見し、北朝鮮から発射された事実上の長距離弾道ミサイルについて、前回4年前のテポドン2号の派生型に類似したもので、何らかの物体が地球の周回軌道にのった可能性があるとして、分析を進めていく考えを示しました。 また、中谷大臣は北朝鮮のねらいについて、「断定的に申し上げるのは困難だが、5月に予定している36年ぶりとなる朝鮮労働党大会に向け、キム・ジョンウン(金正恩)第1書記の実績作りや、現在進行中の国連安保理の新たな制裁決議を巡る協議をけん制することを企図した可能性もある。また交渉に応じないアメリカの姿勢の変化を促すことを意図した可能性もある」と述べました。 さらに、中谷大臣は、北朝鮮が弾道ミサイルの発射を続ける姿勢を強調していることについて、「引き続き重大な関心を持って北朝鮮の動向について情報収集と分析をしていきたい」と述べました。そして、自衛隊に出し
7月17日にオランダからマレーシアに向かっていたマレーシア航空17便(MH17)がウクライナ・ドネツク州グラボヴォ付近に墜落した。7月24日現時点では、親ロシア派の「ドネツク人民共和国」が発射したロシア製地対空ミサイル「ブーク」が同機を撃墜した可能性が濃厚だ。 この事件の被害者へ哀悼の意を表すことと、事件解明を切に願うことは当然として、当コラムでは宇宙関連という面から見てみたい。 米政府高官の“意図的な”リーク まず興味深いのは、米航空宇宙専門誌のAviation Week誌が事件発生直後に米高官の発言として「MH17はミサイルにより撃墜された」と伝えたことだ。 同誌は高官が「アメリカはミサイル発射を検知するシステムを持っている」と発言したとしている。これは明らかに、アメリカが保有する早期警戒衛星システム「DSP(Defense Support Program)」と、現在構築中の次世代早期
6月10日、検索大手のグーグルは、地球観測ベンチャーのスカイボックス・イメージングの買収で合意したと発表した。買収額は5億ドル。スカイボックスは、2013年11月に最初の衛星「スカイサット1」を打ち上げ、今年中に2機目の「スカイサット2」を打ち上げるというタイミングでの買収だった。 スカイサットは当初目標として、24機の衛星を打ち上げて地球観測網を構築することを掲げていたが、グーグルの資金力がバックについたことで、衛星システムの規模は拡大し、より高頻度に観測を行うことになる可能性がでてきた。グーグルは、得られた情報を使って「グーグルマップ」に代表される地図情報サービスの地表画像を高頻度更新する意向を表明している。さらには、全世界を対象とした災害情報の提供にも意欲を示した。 分解能1m以下、動画像も撮影できる小型地球観測衛星 スカイボックスは2009年設立、小型の高分解能地球観測衛星を多数打
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