WADA=世界アンチドーピング機構は13日、ドーピング関連の情報を管理しているシステムが外部から不正にアクセスされ、ロシア陸上界の組織的ドーピングを内部告発した女子選手の情報が流出したおそれがあると発表しました。 WADAは13日、外部の何者かが先週、このシステムにアクセスするためのパスワードを不正に入手し、この不正アクセスによって陸上女子800メートルの元ロシア代表で、ロシア陸上界の組織的ドーピングを内部告発したユリア・ステパノワ選手の情報が流出したおそれがあると発表しました。 ステパノワ選手は告発のあと、安全を確保するため、ロシアアンチドーピング機構の職員だった夫ともにアメリカに逃れていましたが、WADAからの連絡を受け、12日に転居を余儀なくされたということです。 一方、ほかの選手の情報にはアクセスされた形跡がなかったということです。 ステパノワ選手はリオデジャネイロオリンピックへの