ドイツ南部でことし2月、列車どうしが正面衝突して11人が死亡した事故で、地元の検察は列車の運行管理者の男が事故の直前まで携帯電話のゲームで遊んでいたことが事故につながったとみて、男を過失致死などの疑いで逮捕したと発表しました。 地元の検察は12日、事故の当日現場近くにあるバートアイブリングの駅で、列車の運行を管理していた男を過失致死などの疑いで逮捕したと発表しました。検察のこれまでの調べで、男は勤務に入ってから事故の直前まで長時間にわたって、携帯電話のオンラインゲームで遊んでいたということです。 列車の運行管理者が勤務時間中に携帯電話を使うことは禁止されていて、検察は男がゲームに気を取られて列車に誤った指示を出し、運転士への緊急の指示も適切に行わなかったことが事故につながったとみています。 一方、男は調べに対して、携帯電話のゲームで遊んでいたことは認めたものの、「注意はそらしていなかった」