少し前の話になってしまうが、1992年7月4日をクラブの誕生日と定めている清水エスパルスは、先日25回目の誕生日を迎えた。その4日後の7月8日には「クラブ創設25周年記念マッチ」としてホームのアイスタでガンバ大阪と戦い、2-0で快勝してアニバーサリーに花を添えた。 誕生日の起源とされているのは、92年7月4日に清水が初めてプロクラブとして有料の対外試合を行なったこと。その相手がG大阪(@長居競技場)で、今回も同じ2-0で勝利したこと(J1では8年ぶりの勝利)を思うと、何か運命的なものを感じざるをえない。 と同時に、オリジナル10の中では唯一、母体も何もないところから誕生した市民クラブが、今も多くのファン、サポーター、企業、関係者らに支えられて力強く歴史を刻み続けていることに関しても、このクラブを愛する者の1人として大きな喜びを感じる。この四半世紀の中には、経営危機やJ2降格といったさまざま