【有識者委設置し工程精査】 圏央道の一部を構成する横浜湘南道路と高速横浜環状南線の開通時期が見通し困難状況にあることが分かった。28日に開かれた神奈川県圏央道連絡調整会議の初会合で事業者の国土交通省と東日本高速道路が神奈川県と横浜市に説明した=写真。工事の技術的な課題や用地取得の進捗が要因で、今後、有識者委員会を設置し、施工方法など技術的な確認を行い、工程などを精査していく。当初、横浜湘南道路、高速横浜環状南線は、土地収用法に基づく手続きによる用地取得などが速やかに完了した場合の条件付で、2020年度開通を予定していた。 横浜湘南道路は、高速横浜環状南線と接続する栄IC・JCT(横浜市栄区田谷町)を起点に、戸塚区小雀町付近からトンネル構造となり、小雀浄水場の南側、鎌倉市北部の関谷を通過後、戸塚区影取町付近から国道1号の地下を通り、藤沢IC(藤沢市城南1丁目)で新湘南バイパスと国道1号とに接