太陽光発電システム販売・施工を手がけるエナジーネクストは2月15日に横浜地裁より破産手続き開始決定を受けた。同社は太陽光発電設備の販売・施工を主に手がけ、北海道から九州まで施工実績を誇った。施工は外注先に任せる形で、一般企業や個人を主な得意先に投資案件として納入し、顧客から資金を集めた。事業開始から2年半後の2016年9月期には、年売上高約64億円(会社公表値)まで伸ばしたという。 急成長の原動力になったのは、小薄洋平代表の経歴・人脈によるところが大きかった。小薄氏は大学在学中に国会議員の秘書を務めた経歴をもつ。秘書時代に培った人脈をいかし仕入れ先や得意先を開拓。得意先には地元・藤沢市の地主が運営する業者など相応の資金力のある先も抱えていた。 表向き好調な業績推移をたどっていたはずが、18年8月上旬、小薄代表との連絡が突然途絶えた。今となっては、同社のビジネスのどこまでが真実で、どこまでが
