IT 業界、日本とアメリカの違い 私は、1994年に東大経済学部を卒業したあと、東京銀行(現・三菱東京UFJ銀行)に入った。配属されたのは、丸の内支店で、多くの一般職女子行員に混じって、預金・内国送金・外為等の事務作業に従事した。要するに、日本企業にお決まりの丁稚奉公である。私は、その単純作業に耐えられず、半年ほどでやめてしまった。 その後、1年ほどのフリーター生活の後、東京の小さなソフトウェア企業で時給1500円のアルバイトとして働き始めた。「未経験歓迎」の典型的なブラック企業である。しかし、そこで私はソフトウェア技術者としてひとり立ちするきっかけを与えてくれた。そういう意味では、その会社に感謝している。 私の飛び込んだ SIer たちの世界は、不条理の連続であった。まさに id:JavaBlack 氏の描く世界である。何が不条理かといえば、エンジニアの実力が正しく評価されない点である。
プログラマで、生きている: ググるな危険 http://el.jibun.atmarkit.co.jp/hidemi/2009/11/post-9d2b.html わたしが新人が検索に頼ってしまうことを危険視するのは、コピペの寄せ集めでもなんとなく動くコードが書けちゃって、それで自分は仕事を達成したという錯覚に陥ってしまうからです。 たいていの場合、新人プログラマには「きちんとしたコードを書くこと」は期待していません。先輩たちが期待しているのは「きちんとしたコードを書ける人になってくれること」です。 そこらへんの意識が行き違っちゃってるから、仙台に行くことよりも、新幹線に乗ることの方が重要事項になっちゃうんですかねえ。 最後に、わたしが新人の時に先輩から言われた言葉をご紹介させていただきます。 「自分で説明できないコードを1行たりとも書くな!」 間違うのはしかたありません。けれども、「自分
生きのいい珊瑚に蝟集する熱帯魚のように金融機関や投資家が我先にとネットベンチャーに群がる時代は、とうに過去のものとなった。 よほどの将来性と堅実なビジネスモデルがなければ、証券会社はおいそれと上場の主幹事を引き受けてくれない。上場できたとして、ネットバブル崩壊とライブドア事件を経た投資家の目は相当に厳しい。 しかしこの逆風下で、グリーだけは威勢がいい。主に携帯電話向けにソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)とゲームを提供するサイト「GREE」を運営する、創業5年目のベンチャーだ。 グリーが東証マザーズにデビューしたのは、世界中の市場が金融危機の影響で冷え込んでいた2008年12月のこと。それでも、公募価格を大きく上回る初値が付いた。その後、株価は右肩上がりの曲線を描きながら、今年9月末には上場来高値の5330円に至った。 10月23日時点の株価は4940円。それでも上場時の倍の水
「いい体験をした」で終わらせないために。 ◆バングラディシュでビジネスをやってみた ◇概要:Simple model solve both. バングラディシュで、ビジネスをやった。 僕らの視たバングラディシュには、解決すべき問題があった。 解決すべきと信じるに足る、問題があった。 その問題を追ううち、 「農村に行き、インタプリタと共に調査を行い、 グラミン・コミュニケーション及び グローバル・コミュニケーションセンターに提案する」 というインターンの【枠を超える】ことができた。 以下、詳細を綴る。 ◇問題発見:矛盾を見過ごさない 農村滞在10日間余。 初めの数日はOne Village One Portalという、国勢調査のデータ集めを行う傍ら、「問題」を見つけようと苦悩した。 問題は当初、見つからなかった。 問題がない事が、問題に見えた。 問題だとはっきり分かるもの、目の前に見えているも
【サトウ食品工業(2923)】は2009年6月15日、2009年4月期における決算短信を発表した。景気後退感や加工食品に対する消費者の身構え、材料費の高騰、さらにはテレビCMや販売促進企画費の抑制で売上が前年比で5%ほど落ち込んだものの、広告宣伝費や販売促進費などのコスト削減が利益構造の改善に寄与し、営業利益が前年比で200%を超える伸びとなった(発表リリース、PDF)。 サトウ食品といえば「サトウの切り餅」やパッケージされた「サトウのごはん」で知られている。該当期においては加工食品業界そのものへの「食の安全・安心」に対する世間一般の風当たりが強く、売上の伸び悩みが懸念されていた。同社では安全・安心のさらなる確保はもちろんのこと、 --製造コストの上昇に対応するべくテレビCM及び販促企画の抑制等の経費削減に努め るとともに、生産効率の向上及び業務の効率化に取り組んでまいりました。 --平成
先日識者の方に色々教わったのでメモっておきます。知ってそうで知らない、元々よくわからない、そういう方に向けてまとめてみました。 僕がSIにいた頃は大抵「基本契約」と「個別覚書」ってのがありました。納期とかお金とかそういうのは個別覚書に書かれたりしていました。 開発の契約体系 「仕様策定〜開発まで」と「保守運用」で別契約にすることが多い。 「仕様策定フェーズ」で1つの契約にして、別に新しく契約を締結しなおせるほうが望ましい。リスクが低減できる。 仕様策定までは準委任、開発は請負、保守運用は準委任という契約が多い。 ちなみに準委任は「事務作業の代行」という意味合い。委任は「法的効力がある作業」の代行。サムライビジネスは後者が多い。 別に運用が事務作業とイコールじゃないけど、成果を問わないタイプの契約の場合は役務提供という位置づけになる。 かといって契約で「僕らのコンサル案を僕らが実施し成果が出
2009年5月4日 mixi・mbga・gree・amebaを全力で比較する 会員数、月間PV数、広告収入/PV数、有料課金収入、課金収入/会員数、広告収入、海外事業 の順番に見ていきます。 会員数mixi 1,630万人mbga 1,344万人 gree 1,000万人amba 500万人 mixi2006年に急伸。mbga2007年に急伸。gree2007年7月のEZGREE開始から伸び始め、未だ鈍化せず。amebaそろそろアメーバのターン。 月間PV数(四半期) PC mbilemixi 41.7億PV 101.3億PVmbga -187.1億PV gree 1.8億PV120.0億PVamba 41.2億PV42.4億PV mixipcは減少傾向、モバイルは上昇傾向。 年末に向けてpv数が減る傾向がある。(忙しいから?) mbga月によるpv数の上下が最も激しい。3月と8
ブックマークやコメントで要望が多いので、リンク載せときます。 昨日の記事で使った数字の元は、農林水産省の「農業経営統計調査」の2006年度版によるものです。これはネットで簡単に手に入ります。 分野別分類/農家の所得や生産コスト、農業産出額など こちらで詳しく調べることが可能です。農水省はこの手の資料はネットで公開しているので、農業の作物別の収益性を知りたい人は、農林水産省のページから資料の入手が可能です。内容が統計だし、見た目もわかりにくいのが難点ですが。 本で欲しい方は、 などの、新規就農者向けの本がいくつか出版されています。この手の本を買えば、農作物別の収益性や単位面積あたりの労働時間はまず確実に載っています。 ネットで簡単に見れるのはないか?と言われたら、岡山県がネットで公開している資料が良いでしょう。 http://www.pref.okayama.jp/soshiki/detai
チームラボの組織運営にはとても興味があり、以前もこんなエントリーを書きました。 クリエイティビティの源泉 - FutureInsight.info こんなのチームで出てくるわけないって思いませんか?でもチームラボでは、これをチームでやってるそうです。しかもミーティングの度にPMが変わるのだそうです。凄いですよね。どのようにやっているかというと、たとえばチームのデザイナーが5人だとすると、5人のデザイナーがそれぞれ同じテーマで別のイメージを作ります。それを見て、PMが「こっちの方向性」とどれかひとつを選ぶと、5人のデザイナーはそのひとつをベースにまたそれぞれ別のバリエーションを作ります。でてきたものに対して「これでOK」と思うまで、繰り返しこのプロセスを行うのです。 上のエントリーで書いた、まるで遺伝的アルゴリズム型チーム運営システムに大変驚き、そして感銘を受けたものです。というか、あのid
僕はホリエモンこと堀江貴文氏が成し遂げようとしていたことには非常に興味があります。具体的に言うとあのタイミングで堀江貴文氏という逸材を検察の判断で潰して良かったのかということであり、堀江貴文氏が証券取引法違反の容疑で家宅捜査を受ける時期に計画していたと言われる「ソニー買収」がどのような結果をもたらしたか、ということに関する興味です。 堀江貴文氏がソニー買収を行ったとして、本当にiPhoneを超えるプロダクトを作成することが出来たのかを判断したいと考えていました。それは単純にプロダクト、コンテンツ業界で食べているものにとっての純粋な疑問であり、ホリエモンのソニー買収に関する青写真に関する興味でもあります。僕の知る限りでは、ホリエモンがソニー買収後の青写真に具体的に触れた文章は以下の2つです。もっといっぱい資料はあって、あまりうまく拾えていないだけかもしれません。また、堀江氏本人が語っていない
前回のエントリーで、「情報共有の重要さを理解できない奴はアホだ」と書いた。何故アホなのか? <追記> コメント欄で指摘されましたが、「情報を共有しない奴はアホか?」というのは表現として不適説でした。正確には共有しない事が悪いのではなく、「共有しないほうが得だと考え、意図的に情報を隠している奴は何故アホか?」ですね。 ここは素直にゴメンナサイです。 「共有か?抜け駆か?」という話では、往々にしてゲーム理論や囚人のジレンマが引用される。だが、この囚人のジレンマは、実のところ机上の空論だったりする。それはなぜか。 なぜ囚人のジレンマは机上の空論か? 囚人のジレンマには幾つかの成立条件がある。 その1つは、「プレイヤー間での情報交換や、強制力のある合意を形成できない環境」というものだ。つまり、情報交換ができるプレイヤーが多数存在する時点で、囚人のジレンマを持ちいた説明には意味がない。 プレイヤー間
逆に見ると、この働きがいを生み出す企業文化が根付いていない企業はダメになる可能性がある。樋口氏はこれまでの経験から、会社対会社で話をする場合でも担当者が分からないや、誰も責任を取らないなど「どうもこの会社は文化的に間違っていると感じたことがある」という。そういう会社は「いつかおかしくなると思っていたら案の定おかしくなった」。 成熟した大企業ほど、よい情報しか上に上がらず、悪い情報は上がらないような不健全な文化を生み出しやすい。企業文化が悪化すると優秀な人から退社し、能力的に劣る人が残る、業績が低迷という悪循環になる。 この文化を変えるには、「公正な評価、正しいことを正しいといえる文化、市場の声が通る文化が必要」と樋口氏は語る。だが、トップが企業文化の重要性を訴えるだけでは社員の心に響かない。仕組みが伴って初めて実効性が出る。 マイクロソフトではこの仕組みとしてコミュニケーションに特に注力し
多くのベンチャー企業が起業後に、同じような失敗、トラブル、ヒヤリとした経験をしており、成長に伸び悩む企業が多いと言われています。そこで、ベンチャー企業の経営者が様々な場面で決断を下す際の「転ばぬ先の杖」として、将来起こりうるリスクを予見できるような失敗、トラブル、ヒヤリとした経験の事例を収集・データベース化しました。ベンチャー企業の成長に向けた経営判断の材料としてご利用いただければ幸甚に存じます。 本データベースには、平成19年度にベンチャー企業にインタビュー調査を実施して収集した83の失敗、トラブル、ヒヤリとした経験に関する事例を掲載しています。事例は、ベンチャー企業の成長ステージや失敗、トラブル、ヒヤリとした経験の原因及び結果といった分類項目をもとに検索が可能となっています。
大学院卒業を目前に控えたある日。携帯電話が鳴った。父からだ。「お前の実印、どこだ?」。何のことか分からないまま答えた。「机の2番目の引き出しにあるよ」 その実印で父は、1つの会社を登記した。「株式会社ワディット」。名字の「和田」と「IT」をひっつけた。父の和田正則さん(59)と息子の裕介さん(26)、2人だけのIT企業。所在地は神奈川県鎌倉市。自宅だ。 社長は裕介さん。「大学院を卒業したら、いきなり社長になっていた。特に会社でやりたいこととか、なかったんですが……」。2006年9月、24歳のころだった。 Webの「あちら側」「こちら側」という考え方がある。梅田望夫さんが「ウェブ進化論」(ちくま新書)で提唱して広まった。あちら側とはGoogleやAmazonなどがサービス展開するWebの世界。こちら側とは、企業内の情報システムなどローカル環境のことを指す。 「あちら側とこちら側をつなぐ試みは
2008年04月09日23:15 カテゴリオレ格言 真・仕事の法則 増田はこの程度か。 仕事の法則 真っ当なやつを書いとく。 「やる気」とは「いつまでに、どれだけやってくれるか」という期待値のことである。 上司と思うな客だと思え。 結果の出ない努力からは、経験値を得ておけ。 努力とは、博打を打ち続ける力である。勝つまで続けられるか。勝ったら辞められるか、それが問題だ。 「仕事ができる人」とは、他者が器用か要領がよいか才能があるか気にかけている閑があったら仕事をする者のことである。 自分の適性や才能は、仕事をやりとげるごとに上がって行く。 自分の適性や才能にあった職がなければ、作ってしまえ。 君は箸を使えるか?鉛筆で字を書けるか?ならば充分器用だ。 運と時流を読まぬ努力は、努力の名に値しない。 仕事における行動が正しいを決めるまえに、まず「正しい」を定義しておくこと。 ダメな奴は何を言っても
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