第2幕が開いたオリンパス事件(臨時版) 本日は休刊日ですが、重要なことなので臨時版を出します。 米国連邦捜査局(FBI)は12月20日、オリンパスが巨額損失を隠していた事件に関し、証券詐欺の共同謀議でシンガポール在住の台湾人・チャン・ミン・フォンをロサンゼルスで逮捕しました。 日本では、オリンパスの事件発覚当時の経営陣と特に関与が大きかった外部協力者だけが逮捕・起訴されており、もう完全に終わった事件と考えられていたはずです。 本誌では以前から繰り返し「米国当局の動きが間違いなくある」と警告し、特に最近は米国当局の海外金融機関に対する攻撃が活発化してきたことから「近い」と書いてきました。オバマ大統領の再選で関連省庁や関連機関の体制が整ったからです。 12月13日付け「今頃になってLIBOR不正操作で逮捕者の意味」の最後の方にも書いてあります。 要するに米国司法当局は、オリンパスの損失隠しの少