首都高速道路は2007年10月22日,首都高で走行距離ごとに利用料を課金する「距離別料金」の導入に向けて,ETC非搭載の車両に対して料金収受するシステムの発表と,このシステムに対応する試作機のモックアップを披露した。現在,首都高の利用料金は定額制で,2008年秋ごろに距離別料金の導入を予定している。距離別料金はETCを搭載した車両を前提としており,非搭載の車両への対応策が望まれていた。現行のETCを利用するためには,クレジット・カードが必要だが,今回のシステムでは不要である。ただし,現行のETCであれば利用できる時間帯割引サービスなどを受けることができない。利用範囲も首都高だけである。