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詩に関するretletのブックマーク (46)

  • ■ - ウェヌスの暗号

    空中を旋回して 彼の想いが炸裂した 其れは弧を描く形だったが 水面には届かずに大地に降り注ぎ 多くの人は強く打ち、疎んだ それからは彼が落ちるたびに 人々は時に怒り 殆どは気付かずに忘れ 水面は揺れる事無く 彼はそれでも空にいた 炸裂した想いは 痛みや感傷や一匙の感謝だったが 落ちていくうちに其れは濁り ただ意味を成さない言葉が 彼の寂しさを積もらせた 水面に届かせようと其れを 彼はいつまでも投げるだろう 旋回した想いは時折反射し 白い雨に似た美しさを空に描いたが 誰も気付くことはとうとう無かった 「空の想い」

    ■ - ウェヌスの暗号
    retlet
    retlet 2008/11/26
  • ■ - ウェヌスの暗号

    空気が白く 吐息は熱い 出来事は思うまま 私を抱える この気持ちに気付かない アスファルト 硬く凍る あくる日の捨て台詞 私は抱える 寒さで全て誤魔化す 湿る声耳元 私、強く、なって 心に置いたあれこれ 私は一人 祈る言葉叶える 繋いで手 呟いて静か 想いは寒さ知らず 私を燃やす 傍の貴方一人 口上の言い訳 赤く讃え頬 手袋と瞳同じ 白く讃え胸 私覚えず風 スカートは恋して 「冬の空道」 協力id:yammmm、感謝。

    ■ - ウェヌスの暗号
    retlet
    retlet 2008/11/26
  • ■ - ウェヌスの暗号

    詩によって僕は生気を養い 心の塊を静かに溶かしている その暖かな珈琲を飲み干して 注意深く煙草の火をつける さあ、煙は行き届いた 孤独や神経など燃やしてしまおう 唐突に僕はシルエットに変わり 電子ピアノが悲しいと呟く 散りばめられた引用をご覧 皆それぞれがついには羽を広げた 僕の体から飛び立った其れは 星を彩る気流へと変わるよ この吐き気を忘れない気管にさようなら 震えて泣いている僕は嘘になる 僕のシルエットは青く白い内臓になり 其れを知る貴方の手助けになる 寂しいなど言えないままで在りたかった 僕はありのままの僕で在り続けて 不安をかき消すものなどなく その一人が骨まで温度を奪います 空想の中の僕たちは、はにかんでいる 母の胸の中で、父の手のひらの下で 不意に乱れて息がバラバラになる ただ、僕は其れでも欲しかったもの 「孤立して後」

    ■ - ウェヌスの暗号
    retlet
    retlet 2008/11/26
  • ■ - ウェヌスの暗号

    青い黄昏に僕は心奪われて 大切なあの人のことも忘れてしまう その黄昏は静かに暗く 僕の気持ちなど知らない風だ 闇に紛れる景色、背景その中に 僕が蕩ける蛍光灯の反射 その背景は全てのもので 誰だとしても皆孤独だと言う もう朝など来ないかのように僕を襲う 心許したあの人は何処へ? 光の屈折による想像体に於いて 僕の一人は収縮して輪郭をなぞる 一般化された様々な手足に負けて 荒みきった心に願掛けて ようやく半周廻ったところで 僕に纏わる息に帰ります 「青い黄昏」

    ■ - ウェヌスの暗号
    retlet
    retlet 2008/11/26
  • ■ - ウェヌスの暗号

    昔はただただ偉大でした 月は多くあり、星は近く光り 空に朝も夜も区別なんてなかった 人は恋を言葉にする事無く愛し合い ただ、そこに在る囁きに耳を傾け そして乱れた息は絶える事がなかった そこにいた僕は逞しさに欠けてはいたけれど 燃える炎に瞳は揺れて 鼓動の息吹が体を抱きしめていた そして美しく軽やかに笑う貴方! 喉が渇くまで鳴き、お互いの姿を認めながら 一度たりとも命を見失う事などなかった 今はまだ昔を知らない 月はありし祈りを傾けられず、星はしかし光る 獣のままの空を皆全てだと信じている 人は愛する事を知ると言う術を覚え 時に見失った自らの神と対話しようと望み そしてこんなにも不自由な体を持った ここにいる僕は頼りなく情報体になり 詩を紡ぐだけの宝石に焦がれ 時に惨めに自らの体をバラバラにする 数多の言葉で泣き、そして貴方はいない 僕の空想に現れるのは幾重の恋人達であって 貴方がいない、

    ■ - ウェヌスの暗号
    retlet
    retlet 2008/11/26
  • ■ - ウェヌスの暗号

    感傷の波に襲われるのは 貴方も私もいつもの事ね 大切に育てたはずなのに 違う違うと壊してしまうのね 一人ぼっちに慣れないから こんなにも辛くなるのに 其れを抗う事への悪意を 勝手に作り上げてしまうなんて 生命が持ち合わせた誠実さが 波のように弾けていくわ 幾重の余裕を失った切なさに 波のように弾けていくわ 優しくなれたらよかったのに こんなにも傍にいて欲しいのに 屋上にいる私の心が 泣いて始まる誰かの気持ちは 「寒い日」

    ■ - ウェヌスの暗号
    retlet
    retlet 2008/11/20
  • ■ - ウェヌスの暗号

    日々綴る証明ができない 僕に炸裂する胸の痛みは 時間の意味づけが足りない 僕を腐らせていく休日 命の存在事実を知らない 僕が五感を失っている 記憶のしがらみに勝てない 僕の状態が惨めさを内向に宿し 希望の道筋はもう見えない 僕と貴方の話を作りこむ 不自由な感情に違いない 僕はその摩擦に朽ちる骨だった 「風化」

    ■ - ウェヌスの暗号
    retlet
    retlet 2008/11/19
  • ■ - ウェヌスの暗号

    こんなにも傍に 一人微笑んでいた 其れは嘘でした 貴方の気持ちを惹きたくて 常套句、口が知らない 励むべきと詩編あやかって ミステリ小説 解答はまだ 其れは嘘をべ 僕に正しさもたらして 貴方の体は知らない 僕の熱い恋は真実だったの? 僕が手にする手紙 不幸綴った泣く子 其れは嘘の中 命の贅沢果たした後に 心に恋など知らない 僕に降り注ぐ火星のときめき 囁かないで、器官は 誰もが恋をする、心 其れは嘘でした 貴方の気持ちを惹きたくて 「青い恋」

    ■ - ウェヌスの暗号
    retlet
    retlet 2008/11/19
  • ■ - ウェヌスの暗号

    星から落ちて裂けて泣きべそな僕たちは 暗い空の端っこ。心配事が多すぎて 意地悪が僕らを強く殴るから 期待外れの言葉しか書けないよ かさんだ愛情表現に感謝し 悔しい日々をそ知らぬ顔 片手で見つめる横顔に そっと密かに好きですを 静かな一人 静かに二人 煙でごまかす ラヴソング 痛みの咳に 指先黙った 真っ赤な頬に 青い電燈 「かくれんぼ」

    ■ - ウェヌスの暗号
    retlet
    retlet 2008/11/08
  • ■ - ウェヌスの暗号

    ああ、ああ (悲しみに身が引き裂かれそう) (最近は酷く疲れて、疲れてしまう) 少し休んでしまいたいのです (僕が反転してくらくらする) 貴方を知らずに貴方が好きです (だけど僕など好かれないだろう) (僕など決して報われないだろう) 心を喪ってしまいそう (こんなにも貧弱で醜い私) (僕の好きな人に僕が好かれた事などトンと聴かない) (何故僕は頑張れなかったのかしら) (命は不運なものだ) (信じることの出来る世界はどこ) 僕の謝罪を誰彼が待っているのです (まだだ、きっと僕は疑われている) 僕の言葉など意味を失ってしまえば好いのです (月が綺麗なのに) 僕は酷く侮蔑されても仕方ないのです (だから僕の代わりに泣かないで) (月は綺麗なのにうまくゆかないの) 僕は元気です (病気だと言ってしまえたら) (苦しいと伝えられたら) 僕は元気ですよ (駄目だ酷く傷つけてしまう) 貴方は忘れてし

    ■ - ウェヌスの暗号
    retlet
    retlet 2008/10/17
  • 中原中也 山羊の歌

    トタンがセンベイべて 春の日の夕暮は穏かです アンダースローされた灰が蒼ざめて 春の日の夕暮は静かです 吁(ああ)! 案山子(かかし)はないか――あるまい 馬嘶(いなな)くか――嘶きもしまい ただただ月の光のヌメランとするまゝに 従順なのは 春の日の夕暮か ポトホトと野の中に伽藍(がらん)は紅く 荷馬車の車輪 油を失ひ 私が歴史的現在に物を云へば 嘲る嘲る 空と山とが 瓦が一枚 はぐれました これから春の日の夕暮は 無言ながら 前進します 自(みづか)らの 静脈管の中へです 今宵月はいよよ愁(かな)しく、 養父の疑惑に瞳を(みは)る。 秒刻(とき)は銀波を砂漠に流し 老男(らうなん)の耳朶(じだ)は螢光をともす。 あゝ忘られた運河の岸堤 胸に残つた戦車の地音 銹(さ)びつく鑵の煙草とりいで 月は懶(ものう)く喫つてゐる。 それのめぐりを七人の天女は 趾頭舞踊しつづけてゐるが、 汚辱に浸る

    retlet
    retlet 2008/10/15
  • ■ - ウェヌスの暗号

    暗い道を歩いて 幽霊まで結晶 呪い殺しマドンナ 赤信号渡る 夜に僕と貴方で 意味失い踊って 電脳の中では 三拍子なら足りない 暗い道を歩いて 幽霊までおやすみ あたり光消えたら 星に溶けて消えよう 夜に僕と貴方で 意味を知らず泣き虫 嘘で泣いた思い出 やっと泣けて幸せ 暗い道を歩いて 幽霊透いて綺麗さ 夜を愛し愛され 僕も透いて綺麗に 夜に僕と貴方で 意味を知って綺麗に 泣いて笑い静かに 貴方抱いて静かに 暗い道を歩いて 幽霊好いて胸焼け 焦がされた僕まで 胸の中で呟く 夜に僕と貴方で 意味だけ見てさよなら 貴方が好きさ、さよなら 貴方が好きさ、さよなら 「言葉の幽霊」

    ■ - ウェヌスの暗号
    retlet
    retlet 2008/10/10
  • ■ - ウェヌスの暗号

    曖昧色の空で笑っちゃう僕だけど 誰かが其れを褒めてくれるたびに 僕は求めていた想いや意味を忘れ 酷く杜撰な毎日を甘んじてしまう 甘い囁きとか宇宙とか生活とかは 僕の事などそ知らぬ顔で消費され 残るのは煙草と歯の痛みと酷い咳 貴方は気紛れで僕の上を弧を描く 僕の胸は声が聞こえず悲しくなる 何だか頼りなくて心が乱れるけど 僕だって情報体の光が交差する迄 貴方に恋をする位の猶予はあるよ 自由です 偽悪的に笑う誰彼たちを 僕は許す事は出来ません 誰かの笑いは僕への非難 彼らとは痛む場所が違う セックスが楽しい彼らと サンタマリアを信じる僕 悪いほうは僕の方だから 悪いのは彼ではないから 自由です 私は宝石箱で 貴方が好きで 火が足りない 泣かないでよ 自由です 「自由です」

    ■ - ウェヌスの暗号
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    retlet 2008/10/09
  • 2008-10-07

    お母様に謝まります 僕の不在を 其れに加担した 僕の不実を 愛情と名づけた 存在を存在たらしめる アスファルトに 水をまきすぎた僕を お母様、お母様 僕の身体は 今や心ですら 僕のものでは在りません 誰彼の思惑に気付けず 心を間違えた僕は お母様の些細な祈りすら 叶えまいと脈打つもので お母様に意味を列挙する この大人気ない僕を 僕の幼児性を可笑しと笑う お母様の強かさは 赤い窓ガラスが僕を急かし 膿んだ白目で失い 僕の爪は肉で詰り お母様の期待を裏切ります お母様、僕はいけません 僕の不正さが 或いはこの僕の 不運で意味の無い生命が 屋上にて電車で礫をされ 首に縄をかけて溺れ死ぬ ああ、ああ、お母様 僕はようやく大変苦しいです ああ、惨めです、お母様 悲しく寂しく酷く不明瞭です 僕はだから惨めな男です お母様はお元気ですか? 僕の妄想が尽きた頃に お母様の僕になります 誰彼が僕をバラバラ

    2008-10-07
  • はてなブログ | 無料ブログを作成しよう

    仲春はゆっくりと通り過ぎる 寝て起きたら3月である。今日の東京の最高気温は20度を超えている。正月のインフルエンザが完治して、これでやっと健康で文化的な年度を始められるぞ、と意気込んだのも束の間、今度は原因不明の高熱を出して1週間寝込んだ。 脳がグツグツ煮える音が聴こえそうなほど…

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    retlet
    retlet 2008/10/04
  • 坂のある非風景 twitterを去りました

    それは砂場で、友だちがひとりふたりと去ってゆく夕方のある時間になった砂場で、それじゃあと、私も手から砂を払い、服から砂を払ったのだ。自分の場所があって、そこを思い出す一日の終わりがあって、そういう「一日の終り」が、人生には何度か訪れる。 私の場所ではなく、だれの場所でもない場所には<関係>だけがあって、そこでは、やってこなかった友だちとも結ばれていて、ここに来ていっしょに遊びたいと思って窓から遠くこちらを見ている友だちとも、砂場に来るたびに結ばれていた。 去ることが友だちを作り、見送ることが友だちを作る。つまり、別れることだけが友愛を証明するのだが、そのとき友愛の名によって何かを与えあう可能性はとざされてしまっている。今度は私が窓の向こうから、昨日までここで遊んでいた私自身を、昨日は遠すぎる、待てば待つほど遠ざかる、そういう遠さから、見る番なのだ。 @shasei氏、@gumin氏と立て続

    retlet
    retlet 2008/09/04
  • ■ - 各自選択、脳内変換と定着で。「waz:sexp」「俺は選ばれた」「情けない、惨め、恥ずかしい」「命乞いに耳を傾ける」「ああ、引かないで、はは」「パラフィンにて無惨」「0.0.0.0は単調に狂乱を振舞う」「線引くという解決方法並び逃避」「幸せだ、何て言うと思ったか!」

    外が五月蝿い。談笑が聞こえる。 外が五月蝿い。嘲笑が聞こえる。 外が五月蝿い。頭を抱える。 外が五月蝿い。隙が出来てしまう。 外が五月蝿い。五月蝿くないのに。 外が五月蝿い。綺麗な所なのに。 外が五月蝿い。僕の妄想に違いない。 外が五月蝿い。僕の妄想だと知っている。 外が五月蝿い。叫んではいけない。 外が五月蝿い。頭がおかしいと思われてはいけない。 外が五月蝿い。貧乏ゆすりが止まらない。 外が五月蝿い。腕を切るのは駄目だ。 外が五月蝿い。僕はまともなのに、邪魔が多い。 外が五月蝿い。僕は健全なのに、妄想が悪い。 外が五月蝿い。ネットも時々五月蝿い。 外が五月蝿い。優しい人といたい。 外が五月蝿い。誰かに甘えていたい。 外が五月蝿い。誰も信じてくれない。 外が五月蝿い。誰もがもう信じない。 外が五月蝿い。僕が悪い。 外が五月蝿い。僕が悪い。

    ■ - 各自選択、脳内変換と定着で。「waz:sexp」「俺は選ばれた」「情けない、惨め、恥ずかしい」「命乞いに耳を傾ける」「ああ、引かないで、はは」「パラフィンにて無惨」「0.0.0.0は単調に狂乱を振舞う」「線引くという解決方法並び逃避」「幸せだ、何て言うと思ったか!」
    retlet
    retlet 2008/08/29
  • 詩を読む楽しみ

    仮に「やさしい」のだとして、他人のつらさを自分のつらさのように感じる、ということは、これは、生きていく上では随分なハンデのようにも思えます。だが、他人をつらさを当にわかる、ということは、ついに、何ひとつ自分のことをできない、ということに繋がります。このさびしさを、感じる人は多いようにも私は思います。

  • ■ - ウェヌスの暗号

    毎日毎日抜いてたら 色だけ立派になりました エロゲーポルノに困らない ネットの世界は天国です 近頃僕のマイブーム ヨガれる幼女の初体験 おまけに最後は達磨して 便所の壁に埋められる 青春ですよといいますが あの娘はイケテル彼が好き 純朴そうに高潮し 突いてと好きを言い換える 恋心なんて知りません 愛してるとか建前で 気軽に激しく汚げな セックスの人募集です 誰でもいいのでやりましょう 気軽に僕とやりましょう 脳姦したいと我侭を 言わない約束保障つき 頭の障害持った子を 犯して調教したいです 僕のこの部屋囲い込み まるで獣姦バター犬 アバズレ女は都合よい 其れが貴方のステイタス 僕は脇役Aとして 訳あり顔してヤれますよ 性病移してくださいな 怒ったふりして殴ります 泣いて謝る姿見て 血の出るレイプを記念撮り ピンクに混ざった体液で 子供をわざと作りましょう そしたら壊さず引き出して イヤリン

    ■ - ウェヌスの暗号
    retlet
    retlet 2008/08/01
  • ただ、もう、偏屈はやめて、久々の詩を書くのです。リハビリです。 - ウェヌスの暗号

    心を消耗することで 日常を駆けていくあれこれが なんだか酷く儚げです 其れは恐らく其れではなくて 僕なんだと思います 随分昔は書いていました 知らないままに書いていました 最近は何もしていませんから ある面に於いては賢く在ります だけど昔は胸の鼓動を人に聞かせても怖くなかった 部屋に注ぐ太陽の日差し それを眩しく感じることに怯えています 昔の経験を活かしているのです 其れを信じきってしまうのです 些細な白い夢 今の感情と光景は簡単に 白と青と灰色と少しだけ銀です 空想の中では貴方を想定できます そのときの僕の気持ちだっていつでも真っ直ぐです その恋のようなものは誰にも言えない 「グラリの後」

    ただ、もう、偏屈はやめて、久々の詩を書くのです。リハビリです。 - ウェヌスの暗号
    retlet
    retlet 2008/08/01