インサイター insight : the ability to understand and realize what people or situations are really like
事故評価と放射能放出量 東京電力福島第一原発の事故は、放出された放射能の推定量からみて、国際評価尺度で大事故にあたる「レベル6」に相当することがわかった。すでに米スリーマイル島原発事故(レベル5)を上回る規模になった。局地的には、旧ソ連のチェルノブイリ原発事故に匹敵する土壌汚染も見つかっている。放出は今も続き、周辺の土地が長期間使えなくなる恐れがある。 原子力安全委員会は、SPEEDI(スピーディ)(緊急時迅速放射能影響予測)システムで放射能の広がりを計算するため、各地での放射線測定値をもとに、同原発からの1時間あたりの放射性ヨウ素の放出率を推定した。事故発生直後の12日午前6時から24日午前0時までの放出量を単純計算すると、3万〜11万テラベクレル(テラは1兆倍)になる。 国際原子力事象評価尺度(INES)は、1986年のチェルノブイリ原発事故のような最悪の「レベル7=深刻な事故」
司会 それでは、基調講演に移ります。「安定ヨウ素剤予防服用の考え方と実際」と題しまして、放射線医学総合研究所の明石真言先生にお願いいたします。座長は、前川和彦先生にお願いいたします。 前川先生は、東京大学医学部医学科を卒業され、現在は公立学校共済組合関東中央病院病院長、財団法人原子力安全研究協会研究参与でいらっしゃいます。また、原子力安全委員会の被ばく医療分科会及び緊急被ばく医療のあり方に関する検討会の主査をされています。それでは前川先生、よろしくお願いします。 ●前川 それでは、早速基調講演に入ります。今日の基調講演のテーマは、「安定ヨウ素剤予防服用の考え方と実際」です。この後にありますシンポジウムの前座として、総括的なお話をしていただくことになっています。 慣例によりまして、演者の明石先生の略歴を簡単に紹介させていただきます。先生は山形大学医学部を卒業後自治医科大学でレジデント(研修医
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