Google版リモートデスクトップツールの登場 リモートデスクトップの歴史は古い。我々が普段使用しているWindows OSに搭載されたリモートデスクトップやリモートアシスタンスは、Windows XP以降から実装された機能だが、その元となる技術はCitrix SystemsがOS/2向けに開発したCitrix MULTIUSERまでさかのぼる。その一方で、UNIXのGUI環境を構築するソフトウェアであるX Window Systemのクライアント/サーバーの分類という概念も、リモートデスクトップに大きく寄与しているだろう。 使用中のコンピューターから遠方などに設置したコンピューターをGUI操作するリモートデスクトップには様々な実装形式がある。AT&Tケンブリッジ研究所が基礎を作り上げたVNC(Virtual Network Computing)は、デスクトップを複数のブロックに切り分け、