夫に多量の睡眠導入剤を混ぜたみそ汁を飲ませて殺害したとして、栃木県警捜査1課と小山署は13日、殺人の疑いで、同県野木町野木、無職、斉藤俊子容疑者(63)を逮捕した。県警によると、「一緒に死のうと思って(自分も)みそ汁を飲んだ」と供述、容疑を認めている。 逮捕容疑は、平成26年8月10日ごろ、自宅で夫の無職、六郎さん=当時(71)=に、多量の睡眠導入剤を混入したみそ汁を飲ませて、薬物中毒で死亡させたとしている。同日午後9時45分ごろ、自宅別棟の窓から頭を出すようにして倒れていた六郎さんを散歩中の近所の女性が発見した。 斉藤容疑者は「白菜のみそ汁に200錠の睡眠導入剤を入れ、飲ませた」などと供述している。斉藤容疑者もみそ汁を飲み、意識不明の状態で病院に搬送された。退院した13日午前、逮捕された。 県警の調べによると、夫婦仲は悪く、斉藤容疑者は母屋で、六郎さんはプレハブの別棟で生活する家庭内別居