パキスタン・イスラマバードで行われた名誉殺人に対する抗議デモで、「殺人に名誉などない」と書かれたプラカードを掲げる人権活動家(2014年5月29日撮影、資料写真)。(c)AFP/AAMIR QURESHI 【10月28日 AFP】パキスタンの警察当局は27日、いわゆる「名誉殺人」でカラチ(Karachi)東部に住む夫婦を殺害したとして、男6人を逮捕したと発表した。パキスタンでは今月、家族の名誉を守るとの名目で女性が身内に殺害される「名誉殺人」を違法化する法律を政府が議会に提出し、可決されたばかり。 被害者のうち妻は前夫と離婚した後、カラチ西部の実家から逃げ、1年前に今の夫と結婚していた。 警察によると容疑者らは、前夫とその親族も出席する長老会議「ジルガ(jirga)」を開き、被害者2人を死刑と決定。2人の首を絞めて殺害した後、墓地に埋めたとされる。ジルガの開催はパキスタンでは違法。容疑者ら