スリランカ国籍の男性が、難民の認定を求めた裁判で勝訴したにもかかわらず、その後も法務省から認定されないのは不当だとして、再び難民の認定を求める、異例の裁判を起こすことになりました。 男性は少数派のタミル人で、激しい内戦が続いていた母国を離れ、日本で難民の認定を申請しましたが、法務省に認められなかったため、処分の取り消しを求める裁判を起こしました。 男性は4年前に勝訴し、国が控訴しなかったため、改めて審査が行われましたが、判決のおよそ8か月後に法務省から「内戦が終結し情勢が改善されている」として、再び認定しない決定を受けました。一方で、人道上の配慮として日本での在留が認められましたが、日本語学習や仕事の紹介など、難民としての支援を受けることはできません。 男性は「裁判所は内戦が終結したことも踏まえて難民に当たると判断したのに、法務省が認定しないのは不当だ」として、再び難民の認定を求める裁判を
スリランカで16日、タミル人避難民を迎え入れるスリランカ政府軍兵士。政府軍提供=AP 【ニューデリー=武石英史郎】スリランカで25年以上続く反政府武装勢力タミル・イーラム解放の虎(LTTE)との内戦終結を急ぐ同国政府軍は16日、LTTEが押さえていた同国北部の海岸線の奪還に成功し、LTTEを完全に包囲した。LTTEはなお多数の民間人を「人間の盾」にしているとみられるが、集団で自殺する準備をしているとの情報があり、事態は緊迫している。 政府軍によると、LTTEが立てこもっているのは、ムライティブ北方の海とラグーン(潟湖)に挟まれた地域。海沿いを南北から進入した政府軍は、同日朝までにすべての海岸線を支配下に置いた。LTTEは完全に退路を断たれたとみられる。 AFP通信によると、政府軍の報道官は同日午後「戦闘は最終段階に入っている。間もなく戦闘終了のニュースを聞けるだろう」と早期終結を
AP通信によると、スリランカ政府軍と反政府武装組織タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)の戦闘が続く北部ムライティブ周辺の病院で活動する政府保健当局者は14日、砲撃がやまないため医師や医療スタッフらが病院から退避したことを明らかにした。 病院周辺では12日と13日に連続して砲撃があり、市民ら計約100人が死亡。医師らは激しい砲撃から逃れるために13日はほぼ一日中、地面に掘った穴などに避難、救護活動ができなかった。 医師らが退避した病院には、手当てを受けることができない重傷者が約400人置き去りにされ、100以上の遺体が埋葬されず放置されているという。(共同)
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