「12月に大阪港や神戸港が統合され、阪神港になる」というニュースを目にした。「海図から大阪港や神戸港の名前がなくなる」という。 大阪港や神戸港といったら、日本を代表する港ではないか。統合するとはいえ、その港がなくなるとは、どういうことだろう? これらの経緯について、海上保安庁にも問い合わせて、詳しく見ていくことにした。 一部改正された「港則法施行令」が12月から施工され、大阪湾3港(大阪港・尼崎西宮芦屋港・神戸港)が統合(一開港化)され、「阪神港」という名称の1つの港になった。 これまで3つの港のうち複数に寄港していた船舶はそれぞれで手続きや納税を行っていたが、大阪湾3港を統合したことにより1回で済むようになり、入港船舶数の増加・国際競争力の強化が期待されるわけだ。 では、これによって、「大阪港」や「神戸港」の名称はどうなるのだろうか? 第五管区海上保安本部に問い合わせたところ、海図、航路