『機動戦士ガンダム逆襲のシャア』を初めて見たのは確か小学生4年生の頃だったと思う。 その前にプレイステーションのゲームの方を先にやっていて、その後レンタルショップで『機動戦士ガンダムF91』と一緒にビデオを借りたと記憶している。 この作品、多くの人もそうらしいのだが、初見ではなかなか全てを理解し難い代物ではあると思う。 かくいう僕も、先にゲームの方をクリアしていて大まかなストーリーは理解していたつもりだったのだが、 実際見てももう一度あらすじをなぞる作業に終始した程度で特にどうといった感想も浮かばず、 「やっぱオチがあっけないなぁ」くらいにしか思わなかったのだ。 ただその後ネットで数々のガンダム関連、主に富野由悠季作品の関連サイトなり掲示板の書き込みなりで『逆シャア』について書かれた批評もしくは解説に触れていったことで見直す機会というのは何度もあった。 「(富野作品の中でも)『逆襲のシャア