Play2はsbtを使用してビルドを行っており、必要なライブラリをインターネット経由でダウンロードできることが前提になっていますが、インターネットに接続できない環境でPlay2を使用したアプリケーションをビルドする必要があったのでやってみました。 なんとなくPlay2が使用しているIvyのローカルキャッシュをそのまま持っていけばビルドできるだろうと思っていたのですが、いくつかハマりポイントがあったのでメモも兼ねて手順を書いておきます。Play2だけではなくて普通にsbtを使ったプロジェクトにも応用できると思います。 前提知識と基本方針 まず、Play2はsbtを使用していますが、sbt(というかIvy)が標準で使用するUSER_HOME/.ivyではなくPLAY_HOME/repositoryをIvyのホームディレクトリとして使用します。同様にsbtのホームディレクトリもUSER_HOME