清水戦前日9日の練習後、トニーニョ・セレーゾ監督の下で居残りのシュート練習に取り組む中村充孝の姿があった。「『ちょっとやろうか』と監督に声をかけられたこともあるけど、自分のためだからね」と率先してさまざまな形のシュートに励んだ。そんな中村は、これまでのリーグ戦を「何もしていないので」と振り返る。8試合に出場して1得点を挙げているものの、先発はなく、出場時間も104分にとどまっている。 「最近監督から声をかけられていることは『もっとアグレッシブにやれ』ということ。仕掛けだけでなく、すべてにおいてだと思う」。加入1年目の今季当初は持ち前の積極性をチームの中でどう生かすか考え続けていた中村だが、「どんどんゴール前でボールに絡んでいきたい。連動して動き出す部分など、もっと取り組んでいきたい」と、どん欲に語る。居残りでシュート練習を行う姿勢だけでなく、その言葉にもアグレッシブさが増してきた。 鹿島の