文房具の世界ではレトロな商品も人気がある。文房具に限らないのかもしれないが、昭和レトロな雰囲気の物や、昔懐かしい学童用品はひとつのジャンルとして根強い人気がある。そういった昭和レトロな商品のなかにも、使いやすさを考えて進化しているものもあるようだ。 ライオンマークのお道具箱 デビカ社の「 おどうぐばこ」は、昭和世代の方にはとても懐かしい商品ではないだろうか。小首をかしげたイラストといい、箱の色やイラストの線の色といい、ほのぼのとしてとても落ち着く商品だ。 発売開始が1970年代前半だというから、まさに私が小学生の頃に発売され始めた商品だ。学校の机の引き出しではなく、教室にあるランドセル棚に放り込んでいたような記憶がある。 現在でも販売されているので、私のような昭和世代はレトロと感じるが若い世代は単に懐かしいと感じるだけかもしれない。それでも、シンプルで頑丈な作りは使う場所や入れるものを選ば