マスクの品薄状態が続いています。ドラッグストアの入り口に「マスクの入荷ありません」と書かれているのを見て、ため息をついている方も多いはず。なぜ、マスクが店頭にないのでしょうか。そして今、何が起きているのでしょうか。(この記事は3月3日配信です) マスクの品薄が続いているのは、もともと需要の多い時期に、新型コロナウイルスの影響で需要が膨れあがったためと言えそうです。国内生産や輸入による供給量に対して、需要がはるかに上回っているんですね。 まず生産について。経済産業省によりますと、国内のマスクメーカーは24時間体制で増産していて、1週間に通常の3倍にあたる1億枚を生産しているそうです。これに中国などからの輸入を合わせると、現時点の供給量は1週間で1億1000万枚余り、月間で4億5000万枚程度になります。 一方で需要。この時期はもともと、花粉症などでマスクの販売が最も多いんです。例年だと需要は
