キヤノンは25日、都内で「キヤノンのAF技術~カメラから放送用レンズまで~」と題したマスコミ向けセミナーを開催した。同セミナーはキヤノンが出版社などを対象に定期的に行なっているもので、同社の技術について担当者が解説するもの。これまでにレンズ技術やカラーマネジメントシステムなどのセミナーを行なっている。 今回のセミナーではAF技術をテーマに、EOSと放送用レンズのAFシステムについて説明を行なった。 ■ AFセンサーなどの独自開発が強み EOSのAF技術を説明したのは、キヤノンカメラ開発センター所長の大原経昌氏。まず代表的なAF方式として位相差検出AFとコントラスト(ボケ)検出方式AFの違いを説明した。 位相差方式は、撮影レンズの違った場所を通った2つの像をAFセンサーで捉え、ピントのずれ量をAFセンサー上の像の距離の違いとして認識するもの。その距離を測定することで、どの方向にどれだけレンズ
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