私は『「超」独学法』という本で、これを強調しました。独学が特に重要なのは、社会人になってからの勉強と、外国語の勉強です。これらについて、多くの人は、専門学校や英会話学校に通えば、自動的に知識や学力がつくような錯覚に陥っています。 そんなことはありません。 基礎的な内容を教える学校教育の場合には、学校に通っていれば、自然に学力がつきます。しかし、社会人になってからの勉強や外国語の勉強では、そうはいかないのです。「何をどのように勉強するか」という「カリキュラムの作成」は大変重要な課題です。そして、同時に、難しい問題です。 社会人になってからの勉強は、学校教育のように誰にも当てはまる教育内容では、うまくいかない場合が多いのです。人によって目的が違いますし、これまでの知識の蓄積度が違います。それらに応じてカリキュラムを作り、学ぶ内容を選ばなければ、意味がありません。 独学でもカリキュラムが必要 外