大手の総合スーパー(GMS)として知られる西友が、親会社からの売却を検討されているという。各報道によって違いはあるが、売却の入札には海外ファンドの他、PPIH(ドン・キホーテの運営会社)・イオン・トライアルなどが名乗りを挙げているという。 スーパーマーケットとして誕生した1963年から、西友は親会社を何回も変えて、現在のKKRに身を置いていた。昨今では、そもそも西友のスタイルである総合スーパー自体が時代にそぐわなくなっていたという声もある。 始まりつつある「スーパー戦国時代」 しかし、視点をずらすと、「スーパー的なもの」はむしろ今、けっこう「アツい」。「とりあえずなんでもある」状態から、より各社の個性を磨き、そしてその個性がぶつかる戦国時代に突入しつつある。 それは、今回の西友の買収に名乗りをあげた3つの企業、つまりPPIH・イオン・トライアルを見れば、よくわかる。では、その勢力図はどうな
