壊れたカメラや双眼鏡は自作用レンズの良い供給源です。 でもレンズを外すのは結構、大変ですね。 光学機器のレンズは、押え環と呼ばれるリング状のネジで固定されています。 押え環で固定されたレンズ この押え環を外そうとしてスリ割り部分にドライバーなどを当てて回そうとした経験がある人も多いでしょう。 これは押え環が傷だらけになるだけで、うまくいきません。 この押え環を回す工具としては、カニメとか開螺器(かいら き)と呼ばれるものがあるのですが、専門的すぎて一般に売られる事は無かったようです。 カニメの自作 カニメを作る手もあります。1mm厚程度の金属板を押え環の直径に合わせた幅に切って作るのです。 写真の大きな方は、10cm対物レンズ用に作ったもの。 小さい方は宮内光学製の口径4cmの望遠鏡組み立てキットに入っていたものです。 金属に円を描くためのケガキコンパスを使った自作方法が天文ガイド