医師の立場から農村生活の手助けをしようと活動を続けてきた「青森県農村医学会」(佐藤巳代吉会長)が3日、41年の歴史に幕を下ろした。過重労働や、農薬などによる農家の健康問題などに向き合ってきたが、医療の進歩や支援団体の減少もあり、同日開いた臨時理事会で解散を決定。医学会の活動は今後、県農協中央会が引き継ぐ。 同会は1972年1月、人手不足による労働時間の増大などを背景に、当時「農夫症」と呼ばれていた農家の健康問題を解決しようと発足。県内各地での集会や講演、妊婦検診などを通じて、健康増進の周知徹底を図ってきた。 この日は、青森市で〝最後〟となるシンポジウムを開催。東洋医学や認知症についての講演や意見交換を行い、約130人の参加者があらためて健康管理の重要性に理解を深めた。 佐藤会長は取材に「農家の方が元気に作業できることを目標に活動を継続してきた」とした上で、「組織はなくなるが、これから
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