神奈川県三浦市で1971年、食料品店主ら親子3人が殺された「三崎事件」の再審請求の即時抗告審で、病死した荒井政男元死刑囚(当時82歳)の弁護側は26日、確定判決で「被害者のもの」と認定された元死刑囚の大工道具袋に付いた血痕は「被害者のものではない」とする新たなDNA鑑定結果を東京高裁に提出した。 後に確定した76年の1審判決は、元死刑囚の車のトランクから見つかった道具袋の血痕の血液型が殺害された店主と一致したことを、「有罪を疑わせる有力な物証の一つ」とした。 今回、弁護団が店主の親族の爪などのDNA鑑定を神奈川歯科大の教授に依頼したところ、「血痕のミトコンドリアDNAと一致せず、被害者のものとは言えない」との鑑定結果が出たという。弁護団は「鑑定結果は確定判決の認定を揺るがすもので、再審を開始すべき新証拠にあたる」と主張している。
夏祭り会場でカレーを食べた4人がヒ素中毒で死亡した「和歌山カレー事件」から、まもなく15年。ここへきて、死刑判決のよりどころとなった「ヒ素鑑定」の信頼性について、衝撃的な論争が湧き起こっているのだ。 カレー事件では、林真須美死刑囚の自宅にあったプラスチック容器から見つかったヒ素と、犯行に使用された紙コップに付いたヒ素が「同一」とされた鑑定結果が「決め手」となった。捜査段階で鑑定したのは、東京理科大の中井泉教授ら。ヒ素に含まれる不純物としてスズなど4種類の重金属を調べた。これらの不純物から両者の同一性を導いた。 その鑑定に異議を唱えているのが、京大大学院の河合潤教授だ。河合氏は約3年前、林死刑囚の弁護団から鑑定について意見を求められ、自宅のヒ素と紙コップのヒ素は異なるものだという衝撃の結論を出した。同氏が注目したのは、ヒ素に含まれていた不純物のモリブデンや鉄の分量が、両者では明らかに違い、ま
東京・新宿区でおよそ4000年前の縄文時代の人骨が少なくとも11人分見つかり、極めて保存状態がよいことから新宿区は顔の復元やDNA鑑定を行い、当時の生活を調べていくことにしています。 人骨が見つかったのは、新宿区市谷のマンションの建設予定地で、工事を前に去年11月から発掘調査を行ったところ、土器と共に埋葬された少なくとも11人分の骨が見つかりました。 国立科学博物館が鑑定したところ、骨はおよそ4000年前の縄文時代中期から後期にかけてのもので、保存状態が極めてよく、男女3人ずつの性別や、どのような暮らしをしていたかが分かりました。 このうち出産を何度か経験したとみられる女性の頭蓋骨では、歯が均一にすり減っていて、当時の人は自分の歯を使って革をなめしていたためだということです。 土が酸性で骨が残りにくい関東地方では、貝塚以外で縄文人の骨が発見されるのは珍しいということです。 調査した新宿区文
「書聖」と呼ばれる四世紀の中国・東晋(とうしん)時代の書家、王羲之(おうぎし)の書の精巧な写しが八日までに見つかった。東京都台東区の東京国立博物館が鑑定した。筆遣いや文面などから七~八世紀の唐代に宮中で制作されたものの一部とみられる。王羲之の真筆は発見されていないため、その書風の解明に役立つ貴重な資料となりそうだ。 王羲之の字姿を伝える精巧な写しの発見は「妹至帖(まいしじょう)」以来、四十年ぶり。縦二五・七センチ、横一〇・一センチの紙に、三行にわたり二十四文字で書かれ、手紙の一部とみられる。国内で個人が所蔵していることが分かり、昨秋から中国書道史が専門の富田淳・同館列品管理課長が鑑定していた。冒頭の文字を取り、富田課長らが「大報帖(たいほうじょう)」と命名した。 王羲之の写しと判断した根拠は(1)写した文字の輪郭の内側を墨でうめる「双鉤填墨(そうこうてんぼく)」という高度な手法で書かれてい
静岡県で1966年、一家4人を殺害したとして、強盗殺人罪などで死刑判決を受けた袴田巌死刑囚(76)の第2次再審請求で、有罪の証拠となった衣類の血痕のDNA鑑定を巡る尋問が2日、静岡地裁で行われ、弁護側の鑑定人は「死刑囚と一致しない」と改めて証言した。弁護団が明らかにした。DNA鑑定は昨年8月から今年4月にかけ、弁護側、検察側がそれぞれ推薦した専門家2人が実施。弁護側に有利な結果が出ており、鑑定
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(右)イタリア・ルネサンス期の芸術家レオナルド・ダビンチ(Leonardo da Vinci)の作品と認定された「アイルワースのモナリザ(Isleworth Mona Lisa)」(2012年9月27日撮影)と、(左)仏パリ(Paris)のルーブル美術館(Louvre Museum)に所蔵されているダビンチの名画「モナリザ(Mona Lisa)」(2005年4月5日撮影)。(c)AFP/Mona Lisa Foundation 【9月28日 AFP】(写真追加)イタリア・ルネサンス期の芸術家レオナルド・ダビンチ(Leonardo da Vinci)が描いた世界で最も有名な絵画「モナリザ(Mona Lisa)」──その若かりし姿を描いたとされる肖像画「アイルワースのモナリザ(Isleworth Mona Lisa)」について、スイス・チューリヒ(Zurich)のモナリザ財団(Mona Lis
自分が使用した避妊具を女性のカバンに入れたとして、警視庁中野署は、器物損壊の疑いで、住居不定、無職、尾形仁(まさし)容疑者(59)を逮捕した。同署によると、尾形容疑者は「ストレスがたまっていた。女性の驚く顔が見たかった」と容疑を認めている。同様の被害が数十件あり、同署で関連を調べている。 逮捕容疑は4月28日午後10時25分ごろ、東京都中野区中央の路上で、信号待ちをしていた都内の20代の女性のショルダーバッグに、コンドーム1個を投げ入れ、カバンを汚したとしている。 同署によると、女性は数分後に気づき、同署に被害届を提出。DNA鑑定から尾形容疑者の関与が浮上し、指名手配していた。
トップ > 特集・連載 > 名張毒ぶどう酒 名古屋高裁決定要旨 【名張毒ぶどう酒 名古屋高裁決定要旨】 奥西死刑囚の再審認めず 毒物鑑定「合理的疑いない」 Tweet mixiチェック 2012年5月25日 名張毒ぶどう酒事件の第7次再審請求差し戻し審で、名古屋高裁刑事二部が25日、奥西死刑囚の再審を開始しないと決定した要旨は次の通り。 最高裁決定の趣旨に従い、事件当時の製法を基に製造された液体(新ニッカリンT)を使ったペーパークロマトグラフ試験による再現鑑定を検討したが、鑑定人が見つからず実施できなかった。そのため今回の差し戻し審では同液体及び保管されていたニッカリンT(旧ニッカリンT)の成分分析などを別の試験方法で鑑定し鑑定人の尋問を実施した。 鑑定人の学識、経験、鑑定の経過などに照らし、今回の鑑定には十分な信用性を認めることができ、分析で得られた結果の信頼性は高い。 弁護団が提出し
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