「脳神経、生殖細胞は制限を」=移植用臓器、動物で作る研究−政府調査会指針改定へ 「脳神経、生殖細胞は制限を」=移植用臓器、動物で作る研究−政府調査会指針改定へ 人工多能性幹細胞(iPS細胞)などを利用し、難病患者への移植に使う人間の臓器をブタなど動物の体内で作る研究について、政府の総合科学技術会議の生命倫理専門調査会は1日、条件付きで容認する見解をまとめた。 動物の胚(受精卵)にiPSなどのヒト細胞を注入した「動物性集合胚」を作り、動物の胎内に移植して子として誕生させる研究を解禁する。 しかし、動物体内でヒトの脳神経細胞や精子・卵子の生殖細胞を作ったり、霊長類の体内でヒト臓器を生み出したりする研究は、人間か動物かはっきりしない生物の誕生につながる恐れがあり、禁止するか一定の制限を設ける。 この見解を受け、文部科学省が慎重に具体策を検討した上で、クローン技術規制法に基づく特定胚の指針を