鳥取県米子市新開2丁目の「本の学校今井ブックセンター」(加藤幸典店長)の増床工事が完成し、10月5日リニューアルオープンした。店舗面積はこれまでの2倍となり、在庫冊数は山陰最大級の約40万冊。直営の喫茶コーナーを設けたほか、図書検索端末も増設するなど、利用者のニーズにこたえていきたいとしている。 店舗の拡充は今井書店の創業140周年記念事業。1階の店舗面積は990平方メートルから倍の約2000平方メートルに広げ、書籍は専門書を中心にこれまでの25万冊から40万冊に増やした。 1階正面入り口脇には、読書スペースとして利用できるように、直営の軽食喫茶コーナー(86席)を新設。図書検索の端末を4台から10台に増やしたほか、電子情報端末「ためほんくん」で、絵本も試し読みができるようになった。 4日は関係者らの内覧会があり、田江(たごう)泰彦社長は「出版界は転換期にあり、先を見通せるわけではないが、