西アフリカのマリでは、イスラム過激派の反政府武装勢力の攻勢を抑えるため軍事介入した旧宗主国のフランス軍が空爆の範囲を拡大する一方、武装勢力側も政府軍が守る町を攻め落とすなどの反撃に出ていて、戦闘が激しさを増しています。 マリでは、北部地域を制圧するイスラム過激派の反政府武装勢力が南部への攻勢を強めたことから、旧宗主国のフランスがマリ政府の要請で11日に軍事介入に踏み切りました。 フランス軍は、攻撃用のヘリコプターや戦闘機を投入して空爆を続けていて、13日夜には武装勢力が拠点を置く北部の主要都市のガオやキダルにも攻撃の対象を広げ、武器庫などを破壊しました。 フランス国防省などによりますと、これらの都市では武装勢力の兵士たちが退却を始めているということです。 一方、モーリタニア国境に近い中部の都市ディアバリでは14日、武装勢力側の部隊が政府軍に攻撃を加え、激しい戦闘の末、町を攻め落とすなど一部