グリム童話絵本『ねむりひめ』『おおかみと七ひきのこやぎ』などで知られるスイスの絵本作家、フェリクス・ホフマンの原画展が東京・銀座の教文館ウェンライトホールで開かれている。8月26日まで。 ホフマンのグリム童話絵本は、もともと自分の子どもや孫一人ひとりのために描き、語って聴かせ、贈った手づくりのものだった。その後、石版リトグラフによる絵本として出版され、世界中の子どもたちに親しまれてきた。 「フェリクス・ホフマン 絵本原画展」では、絵本原画約100点と世界でたった1冊の手づくりの絵本10点を中心に、版画・素描・ペン画・水彩画なども展示している。 日本では昨年の秋にもフェリクス・ホフマン生誕100年を記念した展覧会が、八ケ岳の麓の「小さな絵本美術館」の企画で開催されていた。教文館ナルニア国の展覧会担当者の八巻聡子さんは「200点くらいの作品を見ましたが、その中には、子どもや孫に贈ったプライベー
