山梨県は13日、早川町内のリニア中央新幹線の掘削工事で発生した土の仮置き場から環境基準を上回る重金属のセレンが検出されたと発表しました。 環境基準を上回るセレンが検出されたのはリニア中央新幹線の掘削工事で発生した土を保管している早川町塩島地区の仮置き場です。 県によりますとセレンは自然界にも広く分布していますが、人が慢性的に過剰摂取すると下痢や疲労感などの症状が出る重金属で、今月9日JR東海から仮置き場の地下水からセレンが検出されたと報告を受けました。 1リットルあたり0・01ミリグラムの環境基準の 1・4倍のセレンが検出されました。 現時点で被害は確認されていません。 県は14日、現地でセレンが検出された原因を調べます。