不明マレーシア機、捜索休止=インド洋で機体発見できず 【シドニー時事】2014年3月に南シナ海で消息を絶ったマレーシア航空機をめぐり、マレーシアとオーストラリア、中国は17日、共同声明を出し、インド洋南部で進めてきた捜索活動を休止したと発表した。「航空史上最大級のミステリー」が迷宮入りする可能性が一段と高まった。 3カ国の運輸担当相は声明で、「(12万平方キロの)海域を捜索し終えたが、機体を見つけられなかった」と説明した。インド洋のモーリシャスなどで不明機残骸とみられる漂流物が確認されたものの、墜落場所の特定につながる材料は得られなかった。事故原因もハイジャックや故障、操縦士の自殺などの説が飛び交うが、いずれも決め手を欠く。 搭乗者の家族は捜索継続を求めている。ただ、捜索費が巨額に上ることもあり、3カ国は「新たな有力な手掛かり」が見つからない限り、新規の捜索活動は行わない方針を確認して