中札内村の鎌田さんの農薬庫。薬品の出入庫管理はもちろん、万が一漏えいした場合の対策で、棚にビニールを敷くなど万全の管理がなされている 自信を生む第三者認証 仕組み確立行政に期待 十勝ではJAが行う「十勝型GAP(農業生産工程管理)」以外にも、NPO法人日本GAP協会(東京)が2006年11月に始めた「JGAP」の導入も見られる。JGAPは第三者機関が審査し、認証(07年11月以降)することが特徴だ。 中札内村の農家有志5人で構成する「中札内JGAP協議会」。メンバーの一人は「自分で『安心です』と言うのと、他の人が言うのとでは信ぴょう性が全然違う」と説明する。 同協議会のメンバーは10年に、全員でJGAPの認証を取得した。チェックシートには「栽培計画」はもちろん、「使用後の農薬容器の処理」から「苦情対応」まで120以上の項目がある。 以前は、収穫した農産物を入れる倉庫に農薬を置く場合